この間洗濯物を取り込んでいたら、腕にカナブンが止まっていて
カナブンごときに、
「ひいいいいいいいいい!!!!」と叫んでしまったフナヨです。
何故なのか、本当に本当に不思議なのだけど
あたし子供の時には虫が大好きで
カブトムシやクワガタは言わずもがな、カブトは幼虫から成虫にしたこともあるし
アゲハの幼虫(ようはイモムシ)をとっ捕まえてきて、アゲハにしたこともあるし
変な毛虫も手に乗せて遊んでいたし
カマキリを飼っていたときには、生餌のためにコオロギを毎日捕まえてきていたこともある
およそ近くで捕獲できる虫はとりあえず捕獲して飼育してみるという
小学校4年生くらいまでは、リカチャン人形で遊ぶどころか、近所の友達の所有するカブトとの
対戦に燃えていたような
そんなリアルムシキングな少女だったのですが
いつからでしょうか。本当に。虫が触りたくないと思うようになって。
これが不思議なことに。
あんなに愛していたカブトを捕まえるだけで大騒ぎですよ。
毎年このくらいの時期になると、カブトを欲しがる子が結構周りにいたので、
基本見つけたら、捕獲しておくのですが。(どんな田舎やねん)
実家は神奈川県なのですが、実家のそばではこの時期飛んでるわけですよ。カブトが。
気がつかない人は気がつかないらしくて、近所に住んでいる友人家族に言わせると、カブトが飛んでるところなんて見たことないっていうんですけどね。
でも本当に飛んでるんですよ。多分見てないだけで。
なんであたしが分かるか、というと、臭いがするんですよ。やつらが飛んでいるあたりって。
もしくは独特の音がするんですね。だから見つけちゃう。
だてに少女時代ムシキングだったわけじゃないので
そのカブト臭やカブト音に非常にわたしは敏感なのですねえ。おそらく。
で、
あ、臭いがする。と思って夜電柱の方を見上げると
その周りに
ブンっ ブンッ!と
蛾でもこうもりでもないでかいものが飛んでいる。
あー カブトだ。と 思って待っていると
大概5分もしないうちに、ガツッとぶつかって道路に落ちてくる。
落ちた瞬間は羽が開いていて、モタモタしているので、
そこをすかさず捕獲するわけなのですが
この捕獲が、昔はなんともないことだったのに、今は非常になんか怖い。(笑
毛むくじゃらの体とか、とがった角の感じとか
それからあの独特なにおいとか
持ったときになる
きゅ~~きゅ~~という音とか
バタバタして痛い足とか
とにかく、なんか
コワ~~~~~~~~~~イ
と
それまで冷静にカブトが落ちてくるのを待ってたくせに
捕獲の瞬間で乙女になる自分に
これが加齢ってやつですか。
と一抹の悲しさを感じるフナヨなのでした。