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27 April

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19 September

和多屋の中の人の自己紹介

突然ですが今日は自己紹介をさせていただきます。

なんで突然自己紹介をしておかねばと考えるに至ったかと説明しますと、最近和多屋のお客さんがありがたいことに口コミで少しずつ広がってきているのですが、
そのため、今までは私のことを実際に知っているお客さんが多かったのですが、
新しいお客さんはそもそも

和多屋ってなに?誰?なんでチリに住んでるの?

という感じだと思いますので、まずは和多屋の中の人の説明をしておかねばと思ったのですが、それを書く場所として適切な場所がなかったので、まあじゃあここに書いて置こうかな、ということで。


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20 August

カリプソとぷく

ドリームハウス入居後の1か月余りは、掃除と毒グモとの闘いと、家を直すことでいっぱいいっぱいでした。
その後、ドリームハウスの下水に問題があることが発覚。

一時はマエストロにまで
「この家は人が住むことができない」

とまで言われ、茫然自失となりかけるなど、本当に、さんざんな目にあいましたが、なんだかんだ、3人目のマエストロが問題を解決してくれ、このまま住むことができることになりました。

(色々書こうかと思いましたが、あまりにも酷すぎる話なので、端折ります。忘れます。忘れたほうがいいです。笑)

で、

子供の冬休みが始まった7月も2週目。パパが出張で日本に行ってしまい、私も製麺で忙しく、冬休み中バカシオネスに行くということも全く考えられない状況でしたので、じゃあ、この機会にちょうどいいから犬を探そうか、ということになりました。

というのも、前々から娘は犬が何が何でも欲しかったのですが、マンションだったし、一軒家になってから、と話していたのと、やっぱり番犬が必要じゃないか、ということになり。

もらってきても躾ける時間がないと大変になるのは目に見えているので、娘がずっといる冬休み(しかも娘がやることがない)に犬を迎え入れるのがタイミング的には一番良い気がしまして。

ただ、犬を迎え入れるのに一番の問題は、ぷく(福)ちゃんの存在でした。

ぷくちゃんは、ものすごいビビりのメス猫で、どれくらいかといえば、外に無理やり連れて出たときには腰が抜けてしまったくらいのビビりで、病院に連れて行こうとすると、エレベーターでおもらしをしてしまうくらいのビビり猫でした。
彼女も保護された猫だったのですが、その前に何か外で嫌なことがあったらしく、とにかくお外恐怖症の猫でした。

そのため、動物保護団体からもらってきてからここまで、完全なマンション猫だったため、全く他の生き物と接触したことがなく、しかももう5歳近くになっており、ここで犬を家に入れるということにはかなりのリスクがありました。
一回家の外で野良猫を見たときには、2時間くらい興奮してフーフー(ひーひー?)言って、手が付けられないパニックを起こしたような状態になるような猫でした。

ネットにもメス猫は他の動物が後から入ってくることを嫌がるので、あとで犬を迎え入れてうまくいく可能性はかなり低い、というようなことが書いてあり。
犬を受け入れて仲良くなれないまでも、ぷくがストレスで病気になったら困る、というのが私の一番の心配でした。

そのため、最初は猫と仲良くできることが確実な、おとなしい成犬をお試し期間付きで養子にしてこようかと思っていました。
成犬なら性格もわかるし、子犬よりしつけができている可能性もあるし、団体生活していれば猫と生活していたことがある犬もわかるし。。。

娘とパパは子犬がいいと言ってましたけど、子犬の期間なんてあっという間だし、、なにより大きさだってわかるし。

我が家は雑種でも全く構わないのですが、保護された雑種だと全く成犬時の大きさがわからないし性格もわからない。親の姿もわからない。それならどうせだったら大人のほうがいいのでは。
そしてさらに中、大型犬の成犬を受け入れたい家は少ないので、大体お試し期間を付けているところが多くて、そのほうが我が家としてはぷくとの相性を見れるし一石二鳥だったのです。


そんなわけでちょうど近くのショッピングモールで、動物保護団体がそういう保護された犬を、連れてきて実際に触らせて保護犬の家族探しをしているときがあったので、娘と二人で見に行ってみました。

でも結果から書くと、そこには私たちが迎え入れたい犬がいませんでした。
おとなしそうで、落ち着いていると思った犬は、猫を見た途端豹変したり、人が多すぎて興奮しすぎて吠えまくっている犬、ビビりすぎて震えている犬。。。最初の子ならなんとかなるかもしれないけれど、ぷくちゃんと一緒にするにはハイリスクすぎるという感じでした。

さらに、ぷくちゃんの主治医である獣医の友人に聞いてみたところ、まだ子犬のほうが可能性があるのでは、というアドバイスを受け。。。

そんなわけでFacebookの犬あげます、的なグループを見ているときに一匹気になる子犬を見つけました。

まず何がそんなにピンと来たかというと、おとなしい。ビデオで見たのですが、子供に抱かれていて、うんともスントもいってない。
そして2本目のビデオでは猫と仲良く遊んでいて。
そして最後に、決定打になったのは、仲良く遊べる猫であれば遊ぶし、そうでなければ近寄らない、という保護した人の言葉でした。つまり猫の多頭飼いと一緒に保護されて以来過ごしてきた猫の空気を読む子犬だったのです。

子犬の保護主の話では生まれた中で一番小さく、他の子がみんな白かったのに、なぜかその子だけが真っ黒で生まれ、大人になるまでは育たないのではないか、と心配していたとか。そんなわけで他の子たちがもらわれていっても、その子だけ最後に残っていたそうで。

連れてこられた子犬を見てまずびっくりしたのはその子の小ささでした。
写真とビデオだと二回りは大きく見えていたのですが、実際にはチワワくらいのサイズで、とてもじゃないけど番犬になるサイズになるようには見えず。。。

それでも娘はすっかり子犬にほれ込み、一瞬で意気投合し、子犬にカリプソ(CALYPSO ターコイズブルー)という名前を付けました。



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29 July

夢か悪夢のドリームハウス

4月にテレビの取材を受けたらしきブログから、この3か月。。。
3か月とは思えないほど、怒涛の日々を過ごしております。
このブログではいつもバタバタしていることばかり書いておりますが、この3か月は、まさに。。。嵐というか、土砂崩れというか。。。


まず4月から引っ越し先を探し始めたのですが、5月に、すべての要望を満たす引っ越したい一軒家が見つかりました。それで6月から新居に、ということで準備を、5月半ばから始めました。


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02 April

【製麺日誌2】製麺は難しい 2

ここのところ、少しやさぐれている。

なぜかと言うと、それはやはり中華麺の開発が思ったように行っていないからに他ならない。

いい小麦粉、のいい配合、というところにまでは近づいたと思う。
でもどうしても、茹で伸びが早い気がする、という問題の答えが見つからなかった。

日本のように、ゆでたそばから3分以内には食べ終わっているような場合にはさほど問題にならないくらいの茹で伸びが、

5分たってもだらだら話しながら食べているようなお客さんばかりのこの国では、ラーメンという体験の品質を揺るがす大きなファクターになってしまう。

そこで先週くらいから茹で伸びを大幅に改善する、という改良をしてみた。のだけれど

うん、確かに茹で伸びは改善した。茹で水は汚れにくくなった。麺さばきはかなり向上した。

気がするんだけど

どういうわけだか麺が沈黙した。

ワインではブショネって言葉があるんだけど、ブショネに感じるような違和感。
ブショネじゃないんだけど。。麺が黙っている。そう、勢いがない。なんも言わなくなった。

それでも質感は確かによくなったし、例えばテイクアウトのお客さんのように、茹で伸びがもっとも大きなデメリットになるような場合にはありかもしれない。

それに、もしかしたら、私は毎日食べてるから、もうそんな気がするけど、一日食べる人にはわからないレベルなのかもしれない。。。

と思っていたのだけど、

先日初めて私の麺を試食した、ラーメンおタクのチリ人に思いっきり指摘されて撃沈。

一つを改善すると、もう一方がこける。もう一方を立たせると、別のところがこける。


全方向に立つことは不可能なんだろうか。。。。


そうかと思えば、いまだに餃子の皮についていい方法が浮かばない。
これも、簡単にできるものだと思っていたのに、異常に大変だということが判明。
あの薄さ、あの柔らかさ、あの水分量の皮を重ねて抜くということが尋常じゃなく大変。
でも厚くしたり硬くしたりしたら、理想のあの餃子にはならなくて。薄いけどもちもち、みたいなそれでいて食べ手があるみたいな餃子にはならないし。

とにかく手持ちの型では全くうまく抜けず、時間だけがやたらにすぎてしまう。
硬さがあって、刃が鋭くて、高さがあって、手がついている、そんな型が必要で、とどのつまりは日本で型を発注して作らないとできないんじゃないかと思うくらい大変。

中身や包むことより、その前段階の〇型を抜くところでこんなに行き詰るとはだれが予想していただろうか.....おかしい。。。。


私が頭を抱えてうなっていたら、チリの型屋に、工場のマリアホセが私が使えそうな型があるか電話して聞いてくれたのだけど、有名なキッチンツール専門店にある、と言われて終わり。
そのキッチンツール屋にこの間平日にわざわざ遠征して行ったのに一つもなくて撃沈。
こうしてまた一日が無駄。
餃子の中身については、いい感じにレシピが仕上がってきたのに、皮問題一向に片付かず。


チャーシューについても、ベガから工場までの肉の移動についていい方法が見つかったって思ったのに、チリ人のお友達におすすめされた肉屋で買って試してみたところ、、、肉の質が悪すぎる。変な水につかっているから、臭いし、味も悪い。
自分がいつも買っている近所の肉屋はオイシイし、変な水に使ってなくて新鮮だけど高すぎて売れないし。。土曜日ごとにテルミナルマタデロ、肉専門市場みたいなのに行くのは、遠すぎるし、あまりにもめんどくさい。せめて巨大な冷凍庫でもあるなら話は別だけど。。。冷凍庫ほしい。


とにかく、中華麺が完全に成功しないことには!!!完全勝利しないことには!!!



。。。ということで、一進一退はまだまだ当分続きそうな感じなので、今日のボヤキはこの辺で。


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15 March

【製麺日誌1】製麺は難しい

私は声を大にして言いたい。

「製麺は(めっちゃ)難しい」

忘れもしない、製麺機やはパートのおばちゃんでも誰でも簡単にできると言った。
だから私も、じゃああたしもできるし、あたしができるようになったらパートのおばちゃんにもやってもらって、私は営業に行って。。。なんて考えていた。

でも実際に製麺を始めて分かったこと。

おいおい、これめっちゃ難しいやんけ。

捏ねて切ったらそうなるんでしょ、みたいな?

そんな感じで考えてるあなた!!

甘い!甘いぞ!! (それあたし!)


今まで結構変なもの作ってきた私ですが

梅干し、天然酵母のパン、納豆、みそ、漬物、塩から、キムチに大福、明太子。。。ケーキ...

しかしこれらのもののどれよりも、麺、特に中華麺を海外で再生することは難易度が高い。
シンプルだけど、かんすいという特別なものが必要なこと、水、粉が違う、気候が違う

例えば、日本みたいに製麺室が20度前後に保てるとか、湿気がないとか、かんすいでも麺専用粉でも、麺質改良材でもなんでも、が1袋からでもネットで注文して次の日に届くとか
そもそも粉は世界中から選りすぐりの製麺用粉だとか 
そういうのが前提だったら、もしかするとパートのおばちゃんでも回してれば毎日同じような麺ができるのかもしれない。常に一緒の条件になるのかもしれない。

パンはそれでも25度より上がっても大丈夫だし、納豆は30度でも、なんでもとにかく強いし、発酵物は温度帯さえ間違ってなければ、まあなんとかできる。
ケーキは粉が問題だけれど、薄力がないわけではないし、大体他のものも材料さえ確保できればなんとかなるような感じ。

なんだけど。。。麺。

まず材料がない。製麺機がでかい。温度帯が狭い、水とか粉がうるさい。気候に敏感!!
工場の中は暑い、狭い、あっという間に40度、一日の間に温度変化半端ない、空気乾燥しすぎ。

しかも他の料理みたいにいろいろなものを入れない分、火入れをしない分、ごまかしがきかない。

麺質改良剤みたいなものがない、粉のキャラがじゃじゃ馬。その粉の最小購買単位が何百キロとかそんな感じ。w 

この数か月試行錯誤してるけど、いまだに自分の納得するレシピができないし
できたレシピ通りに作っても、次の日全然違うことになるし
毎日が手探りで、まさに自分の手の感覚に頼ってアレンジし続ける感じ。
数パーセント水分量上げただけで、麺帯がぼろぼろで、ほろほろのてい。

これをチリ人のおばちゃんのパートにやってもらう?

ありえない。絶対ありえない。

当初製麺機を見られたら、チリ人にコピーされると思っていたけど

ないな。ない。コピーできるはずがない。そもそも私が出来上がってないんだけど。
これで私以外で素晴らしい麺ができる人がチリにいたら、
そこに弟子入りしてもいい。w

注意欠陥多動性障害みたいなチリ人の若者に製麺機回させるなんて、怖くてできない。
指が挟まったら最後。つぶれてしまう危険性もあるし。
私の製麺機サイズではあまりないけど、ローラーに巻き込まれる死亡事故もあるとか。
腕一本くらい平気でとられそうな割と危険なところが満載だし。


無理無理無理無理。そんなことになったら、保険もかけないとだめだし。車の運転よりよっぽど怖い。

そんなわけで

断言してもいい。もし製麺機をチリにいる誰かが買って持ってきたとしたら
最後は無用の長物になって、どこかの金持ちのコレクションになるか


巡り巡ってそれは私のものになるんじゃないかと思う。


季節の変わり目なのかここ数日じゃじゃ馬慣らし中の和多屋なう。




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