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25 November

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12 April

ミラーニューロン

ミラーニューロンとは、霊長類などの高等動物の脳内で、自ら行動する時と、他の個体が行動するのを見ている状態の、両方で活動電位を発生させる神経細胞である。他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように"鏡"のような反応をすることから名付けられた。 ウィキペディア


最近、よく目にしては気になっているキーワードがあって、それがミラーニューロンなんだけれど、先日、ああこれがミラーニューロンか!!!!っていうのをまさに体感したんですよ。


というのも、、紆余曲折あって、こちらのテレビの、あれはなんなのかな、ルポ番組っていうのかな?に取材されることがありまして。

まず最初にその話がきたとき、そもそも私テレビほとんど見ないし、そのテレビ番組を知らなかったから、一応どんなもんなのかなって見てみたんですね。そしたら、突撃お宅の晩御飯、みたいな。

国境のない台所みたいなタイトルの番組なんだけど、45分くらいの。毎回、国が決まっていて、その国から来ている移民のお宅拝見、みたいな感じの番組だったんですけどね。


で、まず絶対に無理無理、絶対に無理と思ったのは、とにかくその、突撃レポーターの熊みたいな巨大なシェフが、すっごい陽気なんですよ。もうめっちゃハイテンション。南米人が見てもハイテンションなんだから、関西人なんか目じゃないくらいハイテンション。
そして突撃されている外国人の人達も、皆さんものすごいテンション高くて。


いやいやいや。無理無理。
そもそもスペイン語そんな勢いで話せないのに、料理しながら、うちに来て?さらにあのテンションで話されるってどれだけ拷問?しかもカメラにとられる?いやいやいや、あたし絶対挙動不審になること間違いない!
日本人つまらないですから!!!そのテンション受け止めるの無理だから!!
私基本的に日本人の中でもテンション低いほうですから!!しかも全然テレビ好きじゃないから!


って思って。本当に受けるつもりなかったんだけど。


でも、なんかカフェでADみたいな人と話している間に、いつの間にかなんか受けることになっちゃってて。



。。。




でも帰ってきて、なんで受けちまったんだああああ って頭を抱えていたりもしたんですが。
前日まで、掃除しながら、なんでこんなに掃除しなくちゃいけないんだーーー!って、ぶー垂れてたんですが。旦那のせいで、こんなことに。。。とか泣き言言ってたんですが。



で、当日。


製麺所であわただしくテレビが来る前にやらねば、と当日作って見せる予定だったうどんの計量をしてましたら、予定通りぴっちりに、外にいるではありませんか。見たことないのがなんか3人くらい。チリ人のくせに時間ぴっちりに。


工場のあたし以外のスタッフが、
「おーいワカナ、君のテレビが来ているぞ、挨拶したらどうなんだ」みたいな感じで、関係ない彼らがよそよそとあいさつしに行ったりしているのに、あたしは挨拶にもいかず。



ピンポン押したら出ていけばいいじゃないのか、なんでわざわざ迎えに行くんだ。。と思ってたぐらいで。



そうしたら5分遅れくらいで、件の熊みたいなやたらハイテンションのシェフが到着して、テレビがピンポン押してきたんですね。



なので、もう致し方なく、観念して出ていきました。そしたらば。



おおおおおおおおおおらあああああああああああああ こもえすたああすうう



って感じで、もうテレビよりさらにハイテンションで、いきなり巨大な熊男にハグされて、
満面の笑みでものすごい近い近い!近い!近い!圧がスゴイスゴイスゴイ!!って距離にどんどん間合いを詰められたら


あっという間にそのテンションに自分が巻き込まれていったんですね。


あんだけテレビの画面では見てドン引きしてたのに。



あああああああ!!!!すっごい!これが噂のミラーニューロン!!!



っていう感じで。


いやーーー。巨大熊男の生ニューロンおそるべし。体の質量が大きいと、ミラーニューロン効果もでかくなるんじゃないのだろうか。笑
デブのハグはやせのハグよりエネルギー質量が高いの法則じゃないだろうか。とか。
とにかくものすごい質量の陽のエネルギーをしこたま浴びせかけられていたら、すっかりこちらもシンクロ率98%みたいな。

しかも熊男のすごいのは、フィルム回っているときじゃないときもずっと同じテンションで、全然関係ない一般市民にもハグされたりしまくったりして、自分からどんどん行ってるし。
私もなんか1日一緒にいたら、お友達みたいな気持ちにすっかりなっており。


そんな熊男のスーパーハイテンションに、いつの間にか自分も番組の一部の超ハイテンションな移民の一人になって、フィルム回す、アクション!の声がかかるたびに、熊男とハイファイブタッチするまでになってました。はい。完全にテレビ君たちの勝利です。


でも、あと熊男が超ハイテンションなだけではなく、スタッフ全員できめ細やかに攻めてくるんですよね。またこのフォローがすごい。


「君のキャラクターがいいから、とってもいいのが取れてるよ」
とか
「チリにきて、素晴らしい料理を紹介してくれてありがとう」
とか
色々褒めちぎられて、あれ、私のうどん凄いんじゃない?と勘違いし始めるんですけど、中でも一番ひっくり返りそうになったのは

「君はミニマリストだね」
っていう、こんまりが聞いたら失神しそうな一言で。
とにかく、一日中女王様みたいに扱われました。w



結局彼らは私が100パーセント以上の力を出せるように、盛り上げてくれたわけなんだけど、これが本当にミラーニューロンの力と合わさって、ものすごいハイテンションで、ものすごい温かい、私もあり得ないほどハイテンションな、番組的にいい絵がとれるようになったわけです。


あのミラーニューロンの効果は別のことにも使えるなとか、テレビの人達のこまやかなフォローとか、声掛けとか、自己肯定感の盛り上げ方は、社員教育や娘の教育にも使えるなとか、

これはぜひこれから私の人生にも応用していきたいぞと。


そんなわけで、一日で非常に多くの経験をさせてもらった一日でした。


しかもビデオまでとってもらって、さらに和多屋のプロモーションまでしてもらえるんだから。。。。。テレビ最高。

(見てなかったくせに。全然熊男のこと知らなかったくせに。。)


そんなわけで、ミラーニューロン最高の一日でした。







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