02 September ここでもパン チリにいるのに代わりばえのない話で恐縮ですが、最近またずいぶんパンを焼いているフナヨです。 実はチリはドイツについて2位?世界でも有数のパン消費国、という話なのですが(なんといっても主食が4回もあるので、年間90キロ近くも食べるそうです) その割に、パンがあんまり、、、あ、すいません。こ、好みの問題です。 ということが多くて、チリに住んでいる日本人のためのガイドブック、”ようこそチリへ”にも、たしかホームベーカリーを持ってきた方がいい、みたいなことを書いてあった気がしたのですが とにもかくにも、こっちのパンは今一つ日本人の口に合わないことが多いようです。 特にうちの子供店長はこっちのパンは飲み込みにくいみたいで、一切食べないので、ちょっとしたおやつのためにパンを焼く機会が俄然増えてきてしまいました。 こっちでちょっとしたおやつパンを買うと、パサパサか、甘すぎるか、飲み込みにくいか、のいずれかってかんじなんですよね。行ってるパンやがダメなのかもしれないけど。 まあ、基本出不精なので、車もないし遠くのパンやに行くより焼いた方が全然楽なんですよね。。。。 ところでこのパンがいまいち説の原因として、私の勝手な想像ですが、今までの情報をまとめたところ、 1.小麦粉が強力粉ではない(中力粉という噂?) 2.塩がいまいち 3.酵母が特殊 という3点セットを上げたいと思います。 特に1番の小麦粉はかなり日本の強力粉とはかけ離れていて、中力粉というのともちょっと違い、薄力粉に近い中力粉?ってかんじで、とにかくグルテンが少ないのかなというかんじ。 そのくせ、保水性が高いのかカリッとシアゲには程遠い? それに、酵母いりとか、ベーキングパウダー入りなんていうめんどくさがり屋さんむけの商品も売ってますが、ベーキングパウダー入りはともかくとして、酵母入りは酵母入れ過ぎ!なのか発酵力はべらぼうに強いけど、あんまおいしくない。これはなんかと混ぜて使うのだろうか?。。。。うーん。 強力粉と言えば、日本だとバターロールや、食パンっていうイメージですが、こっちで売っているのは扁平で膨らまないフランスパンの中しっとりもっちり、みたいなパンが一般的。 でももちろんリスドォルみたいなフランスパン専用の中力粉とは全く別物。 100%チリの小麦で何回か焼いてるのですが、縦に窯伸びしないですねー。なんとも。 どうやって焼いても、”チリのパン”になってしまう。当たり前か。 そこで、調べたところ、こちらの日本人の人は韓国人食品店で、韓国小麦(強力粉)をゲットし、それでパンを焼いているとのこと。 見てみると、確かに、粉の感じがもう、全然違います。白くてキメが細かい!コネてる感じがパン! 日本で言うと、イーグルとか、ヨットとかそんなかんじ? なので、これをチリの粉と混ぜてみたところ、かなりそれっぽい感じ(何が)になってきました。 混ぜようによってはフランスパン専用粉みたいな感じになりそう、かも? とひそかに期待しています。 2番の塩については、パンに限ったことではないんですけど、チリのスーパーなんか見てますと、ビールやワイン、ジャムなんかの種類はべらぼうにあるくせに、塩と砂糖は数種類しかなくて。。。。まあ、日本も昔は専売公社が売ってるのしかなかったわけで、そんなかんじなんでしょうか。 でも塩についてはきっとローカルな地方の塩があると思うんですけども。 個人的にはパタゴニアの塩はマジりっけがなさ過ぎて若干つまらないので、北の方の山の塩とか砂漠の塩とかあったら欲しいと思っているのですが。 これについては、店長が今後地方に出張に行くときに塩さがしをしてきてもらおうと思います。 チリもっと塩にこだわって力入れてくれれば、なんだっておいしくなると思うんですけどねー。 3番の酵母ですが こっちで売られているのは、ビール酵母?というようなものであんまり見たことのない酵母です。 でもSAFも売っているので、今後はそっちも使って違いを試してみようとは思いますが。 でも、ルヴァン生地を使っている、天然酵母のパンですよ、みたいなパンはその辺では売っていません。 もしかすると、高級住宅街のパン屋でひっそりとそういうパンも売られているのかもしれませんが。 今はちょっとそんな暇ないですが、そのうち天然酵母も再開しようかな。。。と思ってます。 結局うどんとか、お蕎麦とか、おいしいお米とかあんまりないので、結局パン食べる機会が増えてるんですよね。我が家も。 そんなわけで、パンはここでも焼き続けております。 あ、そうだ。そういえば、こっちには梅があるそうなんですよ。 梅がどこで売ってるかわかったら梅干し作りたいなと思ってます。具合が悪くなったときはやっぱお茶漬け食べたいんですよね。 でもチリの強い日差しに干したら、梅すぐカリカリになっちゃいそうですけどね。。。。。 今日焼いたのは、中にサツマイモとレーズン入れた、ふわふわパン。 珍しくお子様向けにバターと砂糖がちょっとだけ入ってます。 [2回]PR
01 September 9月 ついに9月になってしまいました。もう日本を出てから2か月半。早いような、そうでもないような。とにかくあんまり物事が進んていないような気がしていますが、それでも子供店長はぐいぐい大きくなっていると思う今日この頃です。 先週終わりから子供店長はこちらの保育園に行きはじめまして。 まだ彼女も完全になれたわけでなく、朝泣いてみたり機嫌よく行ってみたり、そうかと思うと登園拒否?みたいに靴を履くのを嫌がったり。ベビーカーに乗らなかったり。 1歳半ってこんなに賢いのか、と驚くばかりです。 しかももう1週間もこんなですから、結構粘り強いです。笑 それでも、10分も泣くとあきらめるんですけれどもね。 先日も、驚いたことがありまして。 保育園(sala-cunaというのですが)のお試し入園2日目の日、その日は一日私が隠れて見ている日だったのですが、朝から30分ほど泣いたり叫んだりしたあと、物を投げたりして、それは怒って大変だったんですけども そのあとは割と機嫌よく遊んで。お絵かきしたり踊ったりして。 ひとしきり遊んだあと、給食が出たんですね。 そのクラス、2歳児くらいまでのクラスで6人くらい同じくらいのがいたのですが、見てましたら、驚くことにみんなちゃーんと座って、スプーンで自力でごはんを食べていまして。 どういうわけか、チリの子供はずいぶん長い間完全に流動食を食べているのですが、(日本の場合7か月くらいから離乳食を初めて、1歳過ぎるとかなり固形物を食べるようになるのですけどチリだと1歳半でもドロドロを食べている)そのスープ状のものを上手に行儀よくスプーンですくって食べているので、とてもびっくりしまして。 日本だと手づかみ食べっていうのを推進していたという経緯もあり、それから、基本的に形状のあるものを出していることが多いので、うちの子はまだ手づかみでむしゃむしゃと食べてまして。 なのでアシスタントの先生につきっきりで面倒見てもらって汚し放題汚して給食を食べてたので アーこれは困ったな、と思ったんですけども。 で、その夜、いつものようにご飯を食べるとき、スプーンを出して、スプーンで食べるんだよ、と促したわけです。手づかみでも食べてましたけど、手じゃなくて、スプーンで食べるんだよ、と。 サラクナでみんなスプーンで食べてたでしょ。なんていいながら。 そうしましたら、次の日、保育園お迎えに行きましたら、先生に 今日はスプーンで一人で全部食べましたよ、と言われたんですよ。ひいい! やればできたんですね。。。。すみません。全く知りませんでした。全然やらせてあげられてませんでした。 いやー、すごい。困った。親が全くついて行けてません。 それにこの間まで公園でスペイン語で話しかけられると、ちょっとワカラン、といような顔をして、いたのですが 保育園行くようになって、今日公園行きましたら、なんか話してるじゃないですか。 いや、全くもちろんスペイン語じゃないですよ。宇宙語ですけど。 でも正面から、コミュニケーション取れてるみたいなんですよ。すごいなー、保育園。 まだ1週間しか行ってないのに、めきめき成長してます。 母も頑張らなければ。 とにかくワンワンが大好きです。野良犬にも走っていくのでびくびくします。(この犬は野良ではない) [1回]
28 August お誕生日会 今日は子供店長の最初のチリ友、パンチート(本名フランシスコ・イグナシオ)のバースデイパーティに急きょお呼ばれしてきました。 ”ファミリーだけだから”と聞いてはいたものの、確かにファミリー!みんな同じ顔! そしてファミリーの数がやたら多っ! というわけで、子どもだけで一つのテーブルにお座りしておやつとケーキを食べました。 子供店長初めての、チョコレート&マンハールです。 マンハールは、チリで人気のコンデンスミルクジャム、のような代物で、とにかく甘いので私は敬遠していたのですが(もちろん子供店長にも) 配られてしまってはしょうがない。(笑 がっつりマンハールで口のまわりをベタベタにしていた子供店長ですが、まあ、楽しそうだったからよしとしましょう。 パンチートが1歳で、それ以外の子が2歳ちょっと上、くらいだったので一緒に遊んでーとくっついていっては突き飛ばされたりしていましたが、それでも果敢に食らいついて行っていたので、よっぽど楽しかったんでしょう。 いやーそれにしても、子供店長は1歳半で77センチくらいですが、他の子はみんな2歳で90センチくらいあるのでみるからにかなり大きさが違って、少々心配になりました。 柴犬とコリーの子が一緒に遊んでるみたいなかんじ? そして驚いたのはこれ。 これもちろんケーキですけども、中の層がガッツリマンハールで、かなり甘い。 でもそれよりなにより、この緑の部分の素材?がもはやなんだかよくわからない。 触感はすでに、ワインの蓋になったりしている蝋と同じくらいの柔らかさで、食べていいのか?とひるむほどですが、食べると、確かに甘いというかなんというか。 いや、それより腸の中で溶けるのか。はたして。 というくらいの代物でした。みなさん食べてましたけども。 モチーフはDOKIという、こっちでは有名なキッズ番組の犬で、パンチートのお気に入りのキャラクターでした。 次の子供店長の誕生日には、うちも誕生日会、してあげたいなと思った今日のフナヨでした。 [0回]
27 August ワイン試飲会 昨日はワインの試飲会に Isidora Goyenechea (イシドラゴヤネチャ?)のホテルWまで行ってきました。 ワインに関しては、大手のワイナリーばかりで、しかもプレミアムが出る前に帰ってきてしまったので、特に目新しいものはあまりなかったのですが、それでもチリの試飲会の雰囲気を初めて楽しんできましたので、ちょっとご紹介します。 全体的に若い雰囲気です。音楽もディスプレーの感じもなぜかハイテク感満載。 大型のディスプレーで、ワインメーカーみたいな人が話している画像が流れてます。 それかr、写真には写ってませんが、ステージみたいなところで、トークショーをしてました。あれは誰だったのでしょうか。あとで店長に聞いてみなくては。 ゴージャスなエントランス。ホテルの中(地下4階?)なのになぜか高級車のディスプレー。 ついでに車のパンフも配られたりしてました。 チリワインだけかと思いきや、フランスワインもあったりしました。 5時までの部は、色々試して、リーデルのグラス?を一つもらえて15000ペソでした。 夜の部はプレミアムワイン(アルマビーバとかドンメルチョールとかもあったみたいです。コンチャイトロが出てたので。)が飲み放題?で25000ペソであったようですが、子供店長付だったので、早々に帰りました。 残念。 今後はちょこちょここういったイベントにも参加しつつ、ワイナリーの生情報をまじめにお届けしていこうと考えております。 [0回]
21 August 買い物と物価 今日はお休みの日でしたので、近くのショッピングモールまで、買い物に行ってきました。 チリで買い物していて難しいなーと思うのは、とにかく日本の物価が安すぎること。 安すぎる、といってはいけないのかもしれないのですが、クオリティベースで考えると本当に日本の物価は安いので、それに慣れているとなかなかチリで買い物が難しいんです。 たとえば、ユニクロのフリース、あんなのチリで買ったら、そうですねえ。19000ペソくらいするんでしょうか。安くて。 19000ペソというと、普通にドルで換算すると、470ペソが1ドルとして、えーと。40ドルくらいですか。 ユニクロだったら2900円くらいですか?安い時だと1500円くらい? なので、これに例えば、食品の物価とか、タクシーの運賃等の比較を考慮するとさらに洋服がものすごく高いな、という気がしてしまって、いちいちその国の物価指数を考えてしまう私としましては 高いな~とおもってなかなか買えなくなってしまって。 ちなみにタクシーの初乗りは250ペソ。大体日本の680円の距離を乗っても200円行くか、いかないか。(でも2000ペソ以下だと結構嫌な顔されたりして、交渉されたりする。) あと、チリはプラスチック製品が高い。 ちょっとした籠、例えば100円均一で売っているようなのより、少し素敵なのを買うと、1000円近くしてしまって、この間トイレのごみ箱買ったら、8000ペソ(18ドルくらい?)もしていて、びっくりしてレシート2度見してしまいました。 そうかと思ったら、今風の家具も高くて、しかもあんまり素敵じゃなくて(笑 自称ペルシャの絨毯(あんまりペルシャじゃない。中近東かもしれないけど、いい産地じゃないっぽい)が、小さい足ふきみたいなサイズなのが日本円換算で1万とか2万とかしていて、たぶんイケアだったらもっといいのが、8000円くらいで買えるな、とか思ったりして。 やっぱりお買い物はアルゼンチンには負ける感じなのですが でもその分物は大切にするのかな、という気はします。 日本みたいにゴミできないですよね。ちょっとした服や、家具はみんな分割で買うのが普通みたいで、分割だといくら、っていうのが値札に書いてあったりして。 だから安ければいいってことはやっぱりないな、と思います。 日本はいいものが安いですけど でも安すぎるかなあ。やっぱり。 もう少し物にもレスペクトがあってもいいのではないか、という気がします。 あ、でも家具はモダン家具は高くてセンスもいまいちなんですけど、アンティーク家具は面白いものがあって しかもレストア前で倉庫みたいなところにボロボロで積み上げられて売っているのですけど 気に入ったのがあれば、それを好みのようにレストアしてくれる、という売り方をしているところがあって 家具は少しずつ趣味に合うのを買い集めて、自分の好みにレストアしてもらうことにしました。 これだと、時間はかかるけどインチキ?イタリアモダン物を買うより自分好みだし、値段もまあまあなので。 でもチリは完全にオリジナルで作ってくれるところも結構あって、オーダー家具を買う人も多いみたいなので アンティークのオーダーレストアは、フルオーダーとの間くらいでしょうか。 買い物の楽しみは意外なところに転がっていそうな気がします。 *********************** ところで 久しぶりに少しだけユヤイの近況ですが 店長は今カミノレアルというワイナリーの仕事と、それから日本向けの食品輸出の準備をしておりまして、準備でき次第、楽天で販売しようと、来月からフナヨが楽天サイトの立ち上げをする予定です。 9月にはユヤイが協力企業と立ち上げた新会社、ナチュレチリから、海産物部門のバイヤーが海産物の買い付け交渉にチリに出張に来る予定で、店長はその方に同行出張に出ます。 フナヨはと言えば、今月いっぱいで、現在ユヤイに協力いただいている南アフリカワインのインポーターさんの店舗を立ち上げる予定で仕事を始めています。 こちらは元アカデミーデュバンの先生をしていた方の南アフリカワインの専門店で サイトが立ち上がったら、このブログでも紹介いたしますのでそちらも是非よろしくお願いいたします。 みんなで広げよう南半球ワインの輪! それでは今日はこの辺で。 [2回]