21 October 音楽 チリの音楽事情はと言えば、とってもトっ散らかっている感じなんですけど 特にスペイン語の音楽ばっかりかというとそうでもなくて、 例えば、今日地下鉄の構内でかかっていたのはカイリーミノーグの新曲だったし デパートではわりと80年代のポップス、ティアーズフォーフィアーズとかデュランデュランみたいな、そういうのかかっている時も多いし かと思えば、スーパー行くと チャヤンだかニャヤンだかっていうチリでは有名?な男性歌手の歌がよくかかっているし タクシーの運ちゃんはどうもマリアッチみたいなのが好きな人が多いのか、(あれは演歌的位置づけなのか)そういうのがかかっている場合が多い気がして 結構なんでもありなきがします。 今日乗ったタクシの中でかかっていたのは、ちょっとかっこいいなと思ったラジオで、サウンドとか歌い方のいいかげんな感じはベックなんだけど、スペイン語で ラジオ局も途中でお笑いみたいなの入れてたり?なんかオサレな感じで なんだオサレな局もあるのか、と思ったりしたのですが そのくせ、不思議なことに?ブラジルの洋服やは結構あるのに、ブラジルのオサレポップはあんまり入ってきてないっぽいし、ジョアンジルベルトが聞こえてくるとかそういうことはなくて ボサノバはこの国ではあんまり聞かない(あってもボサノバテイストのポリスとか)のだけど でも町のスポーツジムのエアロビはものすごくサンバチックで ピーピーいいながらサンバ踊りまくっていて (どうもズンバというのが日本人のママに人気のようで) でも、たぶん一つ言い切れるのは日本に比べて ハードロックとヘビメタの人気がいまだ健在 ということで これはアルゼンチンでもうすら感じたんですけど チリに来てから、電車の中にガンズアンドローゼスとかジューダスブリーストが来チリ公演するとかポスターが貼ってあって え!あの人達まだ現役なの!? とものすごく驚いたんですけど。 そんなわけで、チリの町にはヘビメタTシャツ来た売れないヘビメタバンドのローディみたいな人が結構いて しかもそんな人がオサレな美容院で髪の毛を切っていたりして しかも切られているんじゃなくて、切っている方だったりして 日本だったら絶対美容院にいないでしょ、あんた、っていう人が、ネイルとかやっている店にいるので うーむ。と唸ってしまったのですが。 今日夕方ころいつも行くアプマンケのモールの前に、ギターを持ったヘビメタ兄ちゃんがいて、しかもこれがまた不思議な光景というか、日本ではあんまり見ない光景なんですけど その兄ちゃんがベースラインだけ入ったBGMをかけながら演奏を一人でしてパフォーマンス?(よもや練習?)をしているわけですけど その曲がおそらく、たぶん、なんですけど whole lotta love で、 でもどこにもロバートプラントがいないから あの、 ”どどどどど ずずーずずずずん” というリフだけを繰りかえす曲を一曲演奏して 終わるという なんとも言えないいや~な気分になる演奏を披露していました。そしてもちろんそれも全然うまくない。 いや、一人で演奏するならせめてもっとメロディアスなギターソロとかある曲やればいいのに どうしてよりにもよってツェッペリンの、あれなわけ、と いや、もっとディープパープルみたいなのとかあるでしょうよ、と思ったけど あ、でもできないからジミーペイジなのか。。。 それでもたぶんアプマンケから家までずっとあたしも エア ロバートプラントになったことは言うまでもなく それはそれで新しい音楽の形、、、、 なわけないですが。 そんなぬるいパフォーマンスが許されるのが いかにもチリって感じ。と思ったのでした。 [0回]PR