23 September 蓬莱蓬莱 この連休ユヤイのメインイベントはなんと言ってもユヤイのある某文京区根津神社のお祭りでした。(ワインにはまたもや例のごとく全く関係ないですが。)ユヤイのミニ倉庫から根津神社までは徒歩3分といったところで、このあたりにとって根津神社は氏神さまにあたり、わたしたちはその氏子というわけで、根津神社の例祭の時には各町会が町会神輿を出す慣わし。3年前にこの地に移り住んできたユヤイ一家も3年前からこの行事に参加させていただいております。 ところでユヤイ一家は蓬莱町という町会に属しております。町会というのは、実はどの町にもありまして、好むと好まざると、実は皆さん参加している自治体の一番ちいさな単位のことであります。市役所や町役場のその下みたいな存在。もっとも小さな公の団体であります。でも、マンションなんかだと、町会費というのはまとめて納められたりしていることもあり、自分が町会に入っているという認識がない場合もあるかもしれません。ところで町会というものには、お祭りがあったり、防災訓練をやってみたり、お年寄りのおてつだいにいったりという、小さな助け合いの行事が年に数回あります。運営費は区から少しは出ているようですが、お祭りの時の寄付金なんかも積み立てられています。市役所なんかと違うところは、町会が仕事という人はいないというところ。学校や何かの会社やお寺が主催しているイベントと違うところは、基本みんなボランティアなわけで、だからめんどさかったり、時間がなかったりするとあまり人数は集まりにくいところです。まとまり辛いんですね。だからなんか、はっきりしないというか、入りづらい感があるのもまた事実。町会のカラーは100%町会によりますしね。その辺がまた町会をグレーにしているのかもしれません。そういう理由もあって、同じ根津神社の氏子の町会でも、どんどん参加者が少なくなっているという町会はいくらもあります。そうすると今回のようなお祭りがあっても、そういう町会は勿体ないことに、お神輿を出すことができません。担ぎ手が足りないからです。実は国宝級のお神輿を持っているような自治体でも、担ぎ手の不足でお神輿を出すことができないということになるわけです。うちの町会も一度衰退しかけた時もあったそうですが今盛り返しをかけて一致団結しているところです。これは盛り返そうという一人の町会の長の熱意によって火がついた感じです。町会の長たちは、私利私欲で動いているわけではなくて自分たちの代でこの何百年も続いているお祭りを途絶えるわけにはいかない神輿を守らなければいけないと、老体に鞭打って(?)お祭りを作り上げています。自分の目の黒いうちは、という気迫がある年寄りが(失礼)今までこの文化を守ってきたのです。私たち若いユヤイ一家としては、なるべく多くの次の世代の人に長老たちが元気なうちに、長老たちの気迫を生で見てもらいたいなと思っております。その一環のひとつが祭りだったり、それから町会の活動と歴史のHP化があります。(これ今年からフナヨが手がけるひとつのテーマであります。)はやくしないと、大事な文化が、私たちの目の前で消えてしまうかもしれない。うちはたまたま文京区ですが、日本中のあちこちで、起きているたまたま一つのことに過ぎません。でも町会を通じてわかったことは、自分たちから見ると小さなことが、もしかすると数年後に大きな違いが出てくることになるかもしれないということです。例えば、今日神輿を担いだことがお祭りを守る一つの行動になっているかもしれないということです。南米生まれの店長は南米生まれだからこそ、日本の素晴らしい文化を大切にしてほしいそう本当に危惧しているようです。ああ、今回もまた全くワインに関係なくてすみません。 [0回]PR