05 October チリの保育園の父兄会に行ってきました 今日は子供店長がこの間から通っている保育園(サラクナ)の父兄会でした。 チリの保育園に興味のある人は少ないと思いますし、日本の保育園に行ったことがないのでわからないのですが、まあ比較してみると面白いかなと思って書いてみます。 ちなみに聞いた話によるとこっちの保育園は月1くらいでそういう父母の集まりがあるのがふつうなんだそうです。日本はどうなんでしょう。 まず最初に、アジェンダと呼ばれる毎日持って行っていって、今日はこんなことしました、とか、おしっことかうんちとかの回数を書いてくれる交換日記みたいなノートがあるのですが、それにその父兄会のお知らせがちょこんと貼ってあったのが1週間ほど前。 そしてその紙にはなぜか、おいしいものを持ってくるように、とも書いてありまして。 美味しいもの、、、、ってなんだろう。。。と私は1週間そればっかり考えておりました。 それで、考えた結果、あんまり力入れ過ぎないで作れる簡単なパウンドケーキみたいなもの、を持っていくことにしまして。生オレンジジュースを使ったパウンドケーキをこしらえてみました。 これが、今一つおいしくない一品だったのですが(ほとんど失敗) ま、チリ人の味覚もよくわからないし、まあとりあえずこれでいってみようと、そんなかんじで行ってみました。 ここで私の名誉のために書きますが、お菓子本が全く手元にないので、最近のパン、お菓子作りはいつもインプロヴァイズド、訳して”適当”なのです。なので、おいしくないことはよくあるのです。 で、行ってみましたら、まずびっくりしたのが、何故かものすごい大音量のブライアンアダムズ。 Have you ever ever really ~really ever loved a woman~みたいな歌詞の。なんでしたっけ。あれ。 で、大音量のブライアンアダムスの部屋の中に入ってみたら40人くらい父兄がいたのですが、そこのテーブルにはみなさんが持ち寄ったと思われるオイシイモノ達が。。。。ならんでいたのですが。。。。 まったくふつうのお菓子でした。オレオみたいなのとか。あとスーパーで売っている巨大な超甘いケーキとか。笑 当たり前か。 考えてみたら保育圏ですから、親みんな忙しい人達なんですよね。あたしみたいに家にいる人のほうが少ないのか、当然みんなふつうにその辺に売っているものでした。 とはいえあたしも失敗パウンド持って行ってるレベルだから文句は言えませんが。 でも見た感じがさほどおいしくなさそうなこともあり、そのお菓子の山にうもっていたあたしのパウンド。 一応食べられていたようですが、さほどおいしそうでもなく。笑 それでもあんな美味しくないお菓子の山よりはましだと思ったけど、チリ人の味覚にはそうではないんだろうな。と、何故かそんなところにちょっとライバル心を燃やしました。 ま、でも毎月やるなら、今度はもっと奇抜なのを作ることにします。もっと派手なやつ。チリ人父兄の度胆をぬくようなの。(どんなだ) ともかく、父兄会はそんなわけでコーヒータイムから始まり じゃ皆さんあつまって~って感じでという園長先生(たぶんあたしと同じ年くらい?でももっと貫禄あり)の号令のもとになぜか父兄は円になりお隣の人と手をつながされ(一瞬ですけどね。ほぐれて仲良くなってほしいという園長の技みたいです) そのあと円陣で、ひとこと自己紹介みたいなのをして始まりまして そこで私も片言のスペイン語で ”私の名前はフナヨです。子供店長のママで、日本から来ました”みたいなことを言いまして、 そうしましたら、それまでなんとなく遠巻きだった人達もフレンドリーに話しかけてくれたりしました。 そしてなんとなく打ち解けたところで 次にパワポのプレゼンテーションみたいなのを見せられまして、今後の保育園の予定について説明を受けました。 大体のことしかわからなかったのですが、今後水泳の課外授業があるから参加するように、みたいなことと、それから敬老の日とか、保育園の創立記念日のスペシャルウィークがあるから、その時にはこういう事をします、みたいな。 面白かったのは、敬老の日には年寄を連れてこいと言っていました。祖母じゃなくても知り合いのお年寄りでもいいのかな。たぶん。 それから、その敬老の日つながりで、何か古い洋服なんかを子供にびりびりにさせて、それを絵具とかで塗ったりして遊ぶ日があるから、古い鞄でも服でもなんでもいいから、大人のものを一つ用意してくれ、みたいなことを言ってました。(たぶん) それから、そのスペシャルウィークには、子供に料理をさせる日もあるって言っていました。 それはうちの子のクラス(サラクナメヨールという保育園大クラス)にもあるのかわかりませんが。なんか楽しそうなイベント盛りだくさんぽかったです。 それからこの次の父兄会ではクリスマスとか、正月?とかの決めることがいっぱいあって一番大事だから絶対来るように、という連絡もありました。 そういう連絡の後、おそらくその保育園がどこかで運営している親のいない子供達の施設の運営状況、会計資料みたいなのを見せられました。なかなか色々やっている保育園のようでした。 そのあと、今度はサラクナメノール(保育園小)サラクナメヨール(保育園大)メディアメノール(年少?)メディアメヨール(年中?ちょっとよくわからない)の親が別々の部屋で10人くらいのグループになって、実際に子供を見てくれている先生と話す時間になりました。 父兄会と言っても、お母さんばっかりではなくて、男女比が大体半々くらいなのですが、とにかくお父さんがものすごく参加意識が高くて、発言しまくるので面白かったです。 最初8時くらいには終わる、みたいなことを言ってたのに、結局9時過ぎてました。笑 でも、日本は保健所で大体、離乳食は何か月から、歯磨きの検診とか色々細かく指導があるから、ほとんどのお母さんはよく知っているようなことも、こっちはそうでもないのか ”え!歯ってもう磨くの!?どうやって!”とか質問しているお父さんとか ”ごはんのメニューはどうなってるんだ”とか ”うちでは豆を食べさせてるけど、豆ばっかになってないか?”とか 色々面白いやり取りがあり、今まであたしも気になっていたけど聞けなかったことが、わかりましてほんとによかったです。 あと ”サラクナメノールからメヨールに上がるにはどうすればいいのか、どういう基準か?”という質問があって、それに対して、 サラクナメノールからメヨールに上がるのは、年齢じゃなくて、しっかり歩けるようになって道具を使って遊べるようになったら、とか、そういう分け方みたいで、それによってカリキュラムが違うから、と説明してました。 メノールは歌とか楽器の時間はあるけど、見ているかんじで、メヨールは実際に楽器を使うとかそういう違いだ、とも言っていました。なるほど。 この辺は、プライベートの保育園なので、たぶん保育園によってみんな基準違うんだと思うんですけど。どうなんだろうか。 それからうちの子は午前中から2時までの時間帯で保育園に行っているのですが、フルの時間帯で飽きないように、午前中と午後のカリキュラムが違って、午前中がアートで午後が音楽、とかそういう風になっているらしく。なんかものすっごい楽しそうでした。 親の話を聞いていると、子供はみんなものすごくサラが好きで、朝サラ行く~みたいな感じらしいです。 そういえば、ここ数日子供店長もやけにすんなりサラクナに行くようになり。 もう少ししたら、サラクナから帰りたくない、午後も行きたいとか思うんじゃないかなーと思いました。 でも日本語でもあそんでやらんといかんし。 もう少しまじめに遊んでやらんと、サラクナに負けちゃうなー。母のほうがつまんないしなーとか 思われそうだし。。。。 あ、一ついいことが。 サラクナメヨールはみんなまだドロドロの離乳食(つぶしたやつ 日本だったら7か月くらいのやつ)を2歳近くまで食べてるみたいで、チリ人はみんな離乳食がものすごく遅くて、子店からしてみると飲み物みたいで、全然昼ごはん食べてないっぽくて心配してたのですが 今日食事の話になっていたので、あたしがいつからエンテロ(つぶしてないやつ)になるのですか?と聞いたら ”彼女はもうエンテロよ。だって彼女つぶしたの食べないんだもん”と言われました。 一人だけ違うの食べさせるのは無理かなーと思って特にゴリ押しはしてなかったのですが、違う食事にしてくれてたみたいです。ほっ。 そんな感じの今日の父兄会でした。 保育園 トイレに並んでいるところ。みんなでアヒルの子みたいにトイレに歩いて行っていた [1回]PR