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25 November

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20 January

ゴミ火災とセニョールとSMAP

ここのところ夜もかなり熱帯夜な感じね寝苦しく、窓を開けっぱなしにして寝ていたら、朝方やたら喉が痛くて、なにやら臭くて目が覚めた。
よくある山火事かと思って、別に気にしないでいたら、昨晩タラガンテというサンチャゴから少し離れたところにあるごみ処理場にバーッと埋められている?放置されている?ようなところで火災が起きたというのでぎょっとした。

山が燃えたのと、ろくに分別されていないゴミが燃えたのでは飛んでるものが違いすぎる。
ダイオキシンマンマンみたいな真っ白な煙を見て、久しぶりに自分の中で警戒警報が出た。

今日の娘の予定は午前中は地域がやってるスポーツタジェールだったので、さすがに外で運動させるわけにはと思ったんだけど、初日だったので見に行ったら体育館の中で閉めきりでやってたので、じゃあまあいいか、ということで置いてきた。

午後は学校の親が数人が集まって先生をお願いしてやっている水泳教室の日で、言いだしっぺの私が先生との連絡係をやっているのだけど、当初情報が錯綜していて今日中止にするのか、決行するのかで親の中でも意見が割れて、手間取った。
(チリは家にプールがある家に住んでる人が結構いるので、家に先生を読んで水泳個人レッスンを頼む親も結構いる。そんなプール付のお宅のママにお願いして、今年はグループレッスンをやってもらってみたのだった)

こういう利害が割れるような、意見が割れそうな時、チリ人は全員に向かってはあんまり意見を言いたがらない。
でも一人ひとりに聞くと意見はあるんだけど、今回はプールの持ち主の家のママ(今日やっちゃおう派)とそれ以外のママ(延期派)の意見が割れたので皆が黙ってしまったので、困ってしまった。
でも結局、最終的には水泳教室への先生派遣会社の方が、全クラスキャンセルを決めて事なきを得た。本当にキャンセルになってよかった、と今になって思う。
(その時はすぐに空気がかわるかと思っていたのだけど、そうでなかったので)

ほどなくしてネットで、環境大臣みたいな人が、「この煙に健康被害はありません」みたいな事を言って、炎上していたのを知った。

ネットの大方の意見は、
「山が燃えてるのとはわけが違う。ゴミが燃えていて健康被害がないわけない。」
「これだからこの政権は」
「はあ?バカ?」
みたいな感じで、全く政府発表を信じておらず、ほどなくして
「健康被害があるからできる限り息をするな」とか
「妊婦と子供はサンチャゴから批難しろ」とかいう専門家も出てきて、専門家の意見も割れて、とにかく窓を閉めて家の中にいろ、というところでコンセンサスが取れたみたいだった。
今晩のニュースでは珍しくチリ人がマスクをしている映像や健康に影響がないと言った議員に抗議する映像が流されていた。


これを見ていて、私はまたあのセニョール枝野の
「ただちに健康に影響はない」
を思い出してしまった。

あの時日本人は
「はあ?あんたバカ?」とはならなかった。
国はただちに健康に影響はないって言ってるだから落ち着け、みたいな空気だった。
今から思うと、本当に日本人のお国への信頼の高さというのは凄いと思う。
チリ人がマイナス80で日本人がプラス80みたいな感じだろうか。

とにかくあの時のセニョール枝野の、目の挙動のおかしさというか、にじみ出る不誠実感というか、そもそも本人が全く”それ”を信じていないのが毛穴という毛穴から出ちゃってるぞ感を、今でも忘れていない。


ところで、おりしもちょうど先日、全く別の事柄からセニョール枝野の例の会見を思い出させられていた。


それは数日前のスマップの会見だった。
まったくいつもはスマップになんて興味はないのだけど、さすがにあまりにもネットで話題になっていたので見てびっくりしてしまった。

見てない人に簡単に説明するならば、
「吉原で足抜けしようとした花魁が連れ戻された時はこんな顔だったんじゃないのか」
みたいな顔をしたスマップだった。


あれを見てさすがにドヤ顔で木村君に”前だけを見て”とか言われても、その前には一体何があるのかと思ってしまう。

あの会見はテレビと大人は嘘ばっかりつくんだよ、とジャニーズファンの子が気が付くきっかけになるかもしれない。

そういう意味で、私にはキムタクとセニョールがかぶって見えたのだった。






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