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31 July

アルゼンチンとチリ

 先週末からアルゼンチンに行って帰ってきました。今週火曜にチリに戻ってきました。フナヨです。
チリとアルゼンチン、結局2時間ちょっとしか離れてませんでしたが、全然違う国でした。(当たり前か)

日本から見ると、ざっくり南米の国だと思うこの2国ですが、ワイン作ってるし人種も見た感じ白人系の移民が結構多いということで文化も似ているのかと思いきや、いやいや聞いていた以上に全然違いました。笑

ドンハイメに、アルゼンチンは肉がおいしくて素敵な靴を売っているスーペルユーロな国だ、南米で一番美しい町はブエノスアイレスだ、と聞いていたので、ものすごく期待していったのですが、

そうですねえ。そういわれてみれば、そうかも。というのが私の感想。

確かにフランスの建物のような建物が多い。とくに、レコレタ、パレルモといった一角はとってもユーロで素敵。
靴はとっても素敵。それからお肉もおいしいのかも。
(肉については、1歳児と一緒なので、おいしいレストランには行ってないのでわからなかった)

ただ、ユーロというより、別に日本でもよくて、なんというかようは一部先進国なかんじなんですね。特に売っているものが。だから靴以外のものも売ってるものが先進国。なんかアメリカのようでもあるし、日本のようでもあるし、一部とっても資本主義的先進国。ホテルの感じとかもそうなんですけど。

でも旧市街の方に行くといきなり南米で、どうもそのギャップというかなんというかが、面白いといえば面白いんですけども。

でもひとつ意地悪なことを言ってしまうと、確かにフランスっぽい建築物すごい素敵だけど、フランスの上流階級の人が夏の避暑に使っていた場所や建物が観光バスツアーの目玉で、すっごい素敵でしょ~ここのあたりはフランスの建築なんですよ、っていうのがちょっとなあ、オリジナリティはどこよ。って思ってしまうのが日本人的なのかもしれないですが。
どうもそれは素敵かもしれないけど、そしたらフランス行ってもいいじゃん、って思ってしまうわけだったり。
でもアルゼンチンはそういうヨーロッパの避暑地として栄えた過去があるみたいで、確かにアンティーク市とか掘り出したらすごく楽しそうな感じはありました。時間があったら今度はそういうのしたいです。

たぶん、全然私アルゼンチンの歴史のこともよくしらないですが、日本にも昔の西洋風の建築物とかありますが、もし観光名所になるとすると、どこかで日本の様式美と掛け合わせるというかコラボするみたいなそういうことをしたものだったりするかなと思うのですけど。
でも、そういうのは日本の美に西洋の美と対峙するだけの力があって、成り立つものだと思うわけで、

どうもそういう力がなかったのかな、と。そんな気がしました。

で、買い物は天国でした。特にカワモノ。日曜日に行ったどこかのアルテサニア(アート、手工芸品)マーケットがよかったです。また行きたい。

そういう意味ではこと買い物については完全にチリよりアルゼンチンのほうがエキサイティングという気がします。チリは、まだ買い物レベルでは先進国に至ってないです。
特にアルテサニアではこう、なんというか、いまひとつ。。。うーん。。。センスがないというか。。。いやこれ以上いうまい。いや、これは私の今後の研究課題とさせて頂くとして。汗。

でもですね、こと人間味という面について比較させていただきますと、これも非常に違いまして。

アルゼンチンは良くも悪くも先進国なかんじ。たとえば若者とか普通に、これまた、アメリカにいそう?な感じ。もちろん赤ちゃんとか見向きもしない。大人はみんな割と愛想はないかんじ。
特に愛想がない、というのではないと思うんですけど、日本と一緒です。別に外人がいてもフーンみたいな。目に入ってない。

でもチリはと言えば、若者もちょっとくらい悪そうなのもいるかもしれないんですけど、男の子も女の子も子ども店長を見ると、絶対にっこりとする。きゃーかわいい!といって手を振ってくれたり。おじいさんもおばあさんも、おじさんもおばさんも100人いたらたぶん70人はオラ!と声をかけてくれる。投げキッスをくれたり。
なんというか、良くも悪くも先進国じゃないかんじ。

チリの赤ちゃん連れに対する優しさ、というのかは本当にすごいです。オーストラリアの地下鉄乗ったときもすごかったですが、ちょっとした段差をベビーカーで登ろうとするときにもすぐに男性が声をかけてくれます。しかも大学生くらいの男の子とかがです。感動します。

空港の入国審査でもちょっとした事件がありました。

アルゼンチンの入国審査で、赤ちゃん連れとか妊婦さん用の通路があって(どこの国でもあるとおもう)そこに私と子ども店長とバーバが通されまして、私と子ども店長が通った後に、バーバが通ろうとすると、その検査官がバーバに、「あんたはあっち!」と普通の人の列(300人くらい並んでいる)を指指しました。

待ってても出てこないので、見に行くと、バーバが困ってうろたえているので、私が「彼女はあたしの連れだ」と説明しても、その女の検査官はヒステリックに「赤ちゃん連れじゃないから向こうへ並べ!」と叫びました。

しょうがないのでバーバはその300人くらいいる列のほうに行きました。

私はきっとすごく時間がかかるな、アルゼンチンはなんて意地悪を言う国なんだ。とびっくりしました。(今まで他の国ではそんなこと言わなかったので)

で、デューティフリーをちょっとうろうろしてましたら、飛行機の中で一緒だったお兄さんが、「あなたのお母さんが出てきますよ」というのでびっくりして入国審査のゲートに戻ると、あっという間にゲートを通過して来た母が、ウルウルしながら

「飛行機で一緒だった人が、自分の前に入っていいって言ってくれて、そしたらその前の人も前に入れてくれて。。。」

飛行機の中で私達を見ていた人(たぶんチリ人)が、バーバがはぐれたのをかわいそうに思って、入国審査で早く通れるように前に入れてくれたのでした。

そんなチリとアルゼンチン。お隣通しですが国民性は全然違うというエピソードでした。





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