10 April 言語 lenguaje 2歳になって2週間が過ぎまして 春になって突然休眠していた枝から新芽が芽吹くように、子供の口から言葉が溢れてきました。 2歳から2歳半までを言葉の爆発期と呼ぶ専門家がいるそうですが、確かに、あちこちで爆発中の子供店長です。 彼女を観察していて思うのですが、 バイリンガル環境で育つ子供の語学の成長状況って、本当にその子の置かれた状況や性格、親の言語能力やらで全く違う伸び方をするのだと思います。 例えば、何人かのバイリンガル環境で育った子供を良く知っている人には、バイリンガルの子供は最初言葉が遅めになる、とか、出始めたらどっと同時に出てくる、とか、はたまたうちの店長は、最初言葉が出始めた時は、 「ひこうき アビヨン」みたいに、常に日本語とスペイン語2つ並べて出て来た、という話を聞いていたのですが 最初、1歳3か月ころでしょうか、少し日本語が始まりかけたんですけども そのあとチリに来てから、日本語はストップしてしまい(保育園に入ったこともありまして) それからここまでスペイン語だけが先行してはじまりまして この間まで、スペイン語で、トラ、とか牛乳とか、SI とか NOとか、本当に数単語しか話さなかったんですけど ただ、言ってることは日本語でもスペイン語でもかなりわかっていました。 なんか、どうも2歳になる前まではすごく小さな芽が2つ出てたんですけど、それが一つが伸びると一つが縮むというか、そういう感じで、わかっているけど、実際の発話にはつながってなくて ずいぶんため込んでるなーという感じで。 彼女は結構チャレンジングな性格なんですが、そのくせ失敗するのを嫌がる性質があって、 運動神経的には問題なくできるような滑り台も、ずーっと他の子が滑るのを観察して、観察して、ようやく滑る、みたいな堅実な?一面もあって それでかわからないんですけど、2歳になるちょっと前までは、もう、絶対に日本語話さないぞ、っていう、なにか強い意志を感じてました。 母親がなんでも日本語で言わせようとするから余計に嫌になっちゃったのかもしれないですけども。。。 それにスペイン語一生懸命やってる時に、日本語無理やり詰めてもいけないのかな、などと反省したりもし。 でも、ある日保育園で 英語の授業があった日に 店長は「How are you? ってやったの?」って聞いたら 「Fine~」 とかいきなり言いまして。 どうも英語は好きみたいなんですよね。涙 でも 何か欲しい時は「ちょうだい」って言って、とか、「ありがとうは?」とか言っても 絶対に gracious しか言わない。 もう口をへの字にして全然日本語は話さない。 でも、何か怒られたりすると 「マノ 手~」 「パト 足~」とかいって、母の機嫌を取ろうとするので(そういうと母が大喜びするのがわかっている) もうこれは困ったなけど、この頑固さはその気になるまでほっとくしかないなと、思い始めたところだったのですが 先日たまたま あんぱんまんのビデオを見てから、何か取りつかれたように あんぱんまんのとりこになり あんぱんまー ばいきんまー どきんちゃ と大騒ぎして、それに伴うように?あんぱんまんさまの言葉、日本語も少しずつ出てくるようになりました。 あんぱんまん様様です。 最近は、HI5,あんまんまー、そしてまた Hi5という無限ループ。 テレビを消しても、今度はアンパンまんの本を読め、これを読め、あれを読め、と無限本読み地獄。 本当にほっとくと、1時間でも2時間でも本を読まされます。 最近はさらに、パパがスペイン語で教えてくれるのがいいのか mama no! papa! みたいな感じで 本を読む人間まで指定してきます。。。 生まれてから今まであたしがずっとご本読んできたのに~~! パパがいいなんて!信じられない!!! それが彼女の成長のためとはいえ、ママ複雑。。。。。 まるで小さい芽が光合成を始めて 無限に栄養を取り込むように、毎日いくらでも伸びていきます。 でも、私、根拠はないですが、2つ以上の芽を大きく育てるためには、その分の養分を与えないとどうしても半分になって取り合いになるんじゃないかと思うので 2つの芽を健康に伸ばすためには、倍以上の養分を与える必要があるんじゃないか、とそんな風に考えています。 最近までは彼女のスペイン語の単語力は、 そうはいっても2歳児、あたしと今のところいい勝負と思っていたのですが 今日の朝、マンションの管理人さんに 「パパはどこ?」って聞かれて 「 se fue 」 とか言ってたので ママは焦ってパパに せふぇ ってどういう意味?って聞いちゃいましたら パパ行っちゃった、って意味だったみたい。 ひいいいいっ もう過去形ですか。 あああッ と言う間にママぶっちきりで置いてかれてしまいましただよ。 汗 [2回]PR