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02 June

日本語とラーメンと懐石料理

海外で子育てしているとどうしても立ちはだかるのは子供の言葉の問題。

一時期滞在していつかは帰る、という企業で駐在されているママでも日本に戻ってからの日本語のレベルの心配がある方も結構いらっしゃるとは思うのですが、

それ以上に現地の人と結婚してこちらに住んでいる、というママ友達が頭を悩ませるのは当然のこと。話すと必ず出るのが子供の”日本語”についての会話。

幼稚園前まではママと話す時間が長いし、子供のボキャブラリーもさほどないので、大きな差は見られませんけれども、小学生にもなれば子供は一日中学校で現地語を話しているし、日本語は学校から帰ってきて数時間、ママと話す程度。
どうしたって日本にいる日本人の子供のようにはならないし、この差は年ともに開いていくのは自明の理。ましてや話す時間の少ないパパが日本人と言う方が、子供になんとか日本語を話させたい、と思ったらそれ以上に苦難の道なのは推して知るべし。。。




それでも我が家の場合、まだ学校の時間が短いのと、家では親が二人そろって日本語を話している為、会話能力的には、日本にいる子供の60%くらいをさまよっている感じ。。。かと思っており、

その60%っていうのがどんな感じかと言えば、
日常会話には問題はないものの、たぶん小学生くらいになると日本の子供は、
「犬も歩けば棒に当たる」みたいな事にも興味を持ち始めるのではないかと思うのですが、まあそういうことはまだ存在しない世界に生きているというか。
実年齢6歳なので、日本語年齢が4歳くらい、って感じの語学力で。


なので、今年小学生の教科書が日本から届いたので日本語の勉強を本格的に始めよう、と言ってはみたものの、
実は母的には読み書きは、ボチボチ、、、とりあえずひらがなとカタカナだけ読めれば良かろう、、あとはもう少し大人になって”外国語”として学ばせるほうが負担が少ないかな。

程度に考えておりました。日本語教育。正直。
ぶっちゃけオタクにでもならないと無理なんじゃないかと、半分あきらめてました。


だって考えても見てくださいよ。 


日本語の読み書きって学校で何年勉強しないといけないんですか。日本で。


スペイン語なんて読むだけだったら半年で”読める”ようにはなっちゃうんですよ。意味はわからないにしても、ひらがなだけしかない、みたいなもんなんです。

しかも英語でもフランス語でも同じような文字で、この私レベルのスペイン語ですら、フランス語とポルトガル語みて、
「あれ?なんかわかってる?あたしフランス語わかってるかも?」
って思うくらい似てるんですよ。
しかもことわざとかなんとか、よく使う表現のベースになっていることも結構同じことが多くて、直訳したら通じる、みたいなことも結構ある。


だから、この間娘の学校のママ友のアメリカ人で、英西仏イポ語の5か国語話すママと話してたんですけど、
あたし思ったんですけど、あたしが英語話せるようになった時間で、西語圏の子は5か国語話せるようになるよ!って確信しましたね。

つまり、スペイン語やってる子が英語話すのが、家系のラーメン屋から別の系列のラーメン屋(ジローとか?しらないけど)開店するくらいの感じとしたら、


日本語は懐石料理屋なんですよ。ラーメン屋と懐石料理人。しかも懐石料理日本人しか食べないよ!!!みたいな。
和の心なんて日本にいないとわかんないんだよ! 楓だろうモミジだろうが赤けりゃ一緒なんですよ。


そんなわけで、日々世界のラーメン職人になろうとする娘に、
「べらんめえ!日本の心は懐石だ!!!!!」


って毎日言えないでしょう。言えないんですよ。親も毎日付き合えませんよ。
だからインターに通ってる子供が両方やろうとすると、本当に毎日みたいに家庭教師頼んでる、なんて話も聞いたりして。


大体そういう感じでですね、日本食料理人の道は諦めてもいいぞ、と親も思い始めちゃうわけなんです。


で、わたしもそんなわけで思っていたんですよ。
日本語はねー、もうあまりにマニアック過ぎるし。日本に帰って学校に行く可能性はかなり低いし。学校では英語もフランス語もやらないといけないのに。



だから日本語は話せればまあ、いいんじゃないの?と。
大人になってやりたければ助けてあげればいいんじゃないの?と。



本当につい先日までそう思っていたんですけども


最近、この間の自然科学の本がですね、あまりにも、あまりにもしょぼすぎるこのスペイン語のコンテンツの貧困さに、本当に本当に危機感を覚えまして。


我が家の本棚に並ぶ美しい子供図鑑の数々を見るにつけ、
あーやっぱり年齢相応の日本語の本、読めるようにしてあげたら彼女の世界はもっと広げてあげられるのになと、そうしたら自然科学の漫画とか、ブッダの漫画とか、こっちにはないアジア的な精神世界を本で知ることができるのにな、、、と思い始めました。


でもそのためには、実年齢のスペイン語で学ぶより低い年齢層のマテリアルを読ませていてはだめで、

学校でスペイン語で習う事と同じかそれより知的で面白いと思うようなことを、日本語ででしか読めないようなことを読めるようにしないと、わざわざめんどくさい日本語を読む技術を習得する意味が彼女のなかに見いだせないのではないか、と思うに至り


とりあえず2年間だけ、毎日日本語を読み書きさせてみることにしました。


何故2年間かと言えば、小学生の3年くらいまでの漢字が読めるようになれば、あとは振り仮名でなんとか自分でだんだんに読む量と質を増やしながら語彙を増やして行けるのかなというのと、
娘の学校が小3からは学校の時間が長くなって、学校の宿題も増えるので、日本語にそこまで時間取れなくなりそうだというのもあり。


とりあえず、2年で、日本人の小学校3年分くらいまでの日本語を詰め込んでみることにしました。


当面の目標は、この冬の間にひらがなとカタカナを完全にマスターさせることと、漢字の少なくともパーツを入れることにし。
この5月の目標はとりあえずひらがなの読み書きを一通り、だったのですが、なんとか70%くらいの目標を達成したので、ちょっと無理やりだけど毎日やらせればなんとかいけるかも、と思い始めました。


なんかめちゃくちゃ教育ママみたいになってますが、夏になったら思う存分遊ばせてあげたい親心です。夏に勉強しろっていうほうが可哀そうすぎて無理。

冬はどうせ子供外で遊んでないし。5時っていったら真っ暗だし。
この日の短い、寒い今やるだけやってみようかなと。



そんなわけで、めざすは寿司も握れるラーメン屋。。。ですかね。









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