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28 March

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02 November

問題児

現在5歳半の娘は、こういってはなんですがここまで本当に手がかからなく、赤ちゃんの時からいつもニコニコ癇癪も、意味不明に泣くこともなく、チリに来てからのお友達作りもさほど問題なく、と本当に手がかからない、あなたもしかして天使ですか??って子だったのですが

最近、この5年分を大放出!!!!?という勢いで、大炎上でして。。。

ことの始まりは、1か月ほど前学校帰りにやたら浮かない顔をしている日が続き。聞いてみると喧嘩をしたとかなんとか。



まーいつものことか、とさほど気にせずにいたところ、1週間も同じような感じが続いて、挙句先生も信じられない、みんな自分のことを怒る、~も悪いのに!と今まで大好きだった先生とも口をきいてないと言い出し。先生も、怒る、みんなあたしのこと怒るから大嫌い。といいだし。完全に被害妄想がこじれてるモード全開。

ほどなくして先生からのお呼び出しがかかり、親面談。
先生の話では、最近やたらとうちの娘が何かというとものすごく切れて手におえないことになるのだけど、
そもそも原因は大したことではないのに怒っているようなので、ちょっと家庭で話をしてほしい、というようなことで。

事の真相を問いただすと、娘の主張では、まず最初に娘に意地悪をする、手を出す子等々がいて、その子と喧嘩になる、先生が止めに来る、娘をものすごく怒る、だから先生に話したくない、という感じ。
でも、聞いてみると、先生が大したことじゃないと思っている喧嘩の原因にも伏線があって、その伏線が複雑にこんがらがっているようなイメージ。


例えば、先生が今日は娘が校庭で拾ったもので遊んでいたら、その落とし主があらわれて、それをかえせと娘に迫ったところ、娘と喧嘩になった。で、拾ったものはと言えばお菓子のゴミみたいな、そんなどうでもいいもの。先生は、そんなゴミどうでもいいと娘に諭したが聞かなかった、とこんな感じ。




でも、同じことでも、娘に聞けば、その前の日に男の子が娘を仲間外れにしようとして娘が大泣きしたという事件があって、そのゴミの落とし主がその男の子その人で、その続きというか、延長線上にお菓子のゴミの取り合いがあった、とかなんとか。そんな感じ。



とにかく大人にとっては、「なんでそんなもので喧嘩になる??」ということで、大ゲンカになっているらしく。。。

他にも気に入ってる子の席の隣の席の取り合い、何かのゲーム(かけっこのようなもの)で娘が勝つと怒った男の子に髪の毛を引っ張られたりするような小競り合い、色鉛筆の取り合い、などなど、とにかくもう
「まじでどおでもいい。。。」ということで大ゲンカをして、挙句泣きながら走り出してどこかに隠れたりするというような問題行動を起こしているということで。。

この一か月で3回目の面談で、ついにとうとう
「シコロガに一度アポ取りましょうか。。」と勧められてしまい。

シコロガというのはセラピストで、お勉強以外の問題の全てを相談する人、みたいな感じで、問題行動を起こす子はセラピーを促されるとは聞いていたけど、まさかうちの娘がその対象になろうとは、夢にも思っておらず、いやーこれは参ったと思ったのだけど、
まあ、それでも一度セラピーを受ける前に、先生と親と本人で三者面談をやってほしいと頼んで(それまでは親だけが呼び出されていたので)三者面談にしてもらったところ、

娘がそれまでのいきさつを事細かに先生に話すことができたので、先生も問題行動の原因を探る糸口が見えたということで、シコロガ面談は今回は必要なかろう、ということになり。娘の先生への信頼も回復し、、それからここのところ少しは落ち着いてきたかなー、、と思っていた矢先。

本日学校のお友達3人の合同お誕生日会が山の公園であって、そこにクラスメイトほぼ全員が集まったところ、まさにその事件は起きました。

屋外ということもあって、子供に山を散策させたり、ちょっと川で遊ばせたりというイベントも問題なく終わったその後、ちょっとしたフリータイムに木で遊び始めた子供達。
木登り大好きなうちの娘もさっそくターザンよろしくぶら下がったりしてました。
そのうちの1人の男の子が枝ぶりの良さそうな木を見つけ、楽しそうにぶら下がって見せたところ、あたしも!とばかりにうちの娘がその木に飛び付き、その後にイニャーキという男の子がほぼ同時に飛び付きました。

イニャーキは、娘より20センチくらい大きくて、怒るとかなり切れる性格で、サイズも大きいので、ちょうど数日前にも娘が、「イニャーキは切れると怖いから怒らせないようにしてる」と本人自ら言っていたのだけど、悪い時にはそんなことは忘れてしまうらしく。。。

で、その素敵な枝にしがみついたうちの娘を引っぺがそうとイニャーキがものすごい力で引っ張っていたので、あ、ちょっと危ないかと思って私が娘に離れるように言おうとしたその瞬間

ガスッ

と娘の渾身のケリがまさにイニャーキのボディに入り、文字通りイニャーキの体が声もなく左に吹っ飛んだのでした。


あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ” (私の心の叫び)


とその光景に大人が言葉をなくした瞬間、幸いにもイニャーキはムクっと立ち上がり、すたすたと私の方に来たので、私に文句を言いに来たのかと思い駆け寄ったのだけど、私には目もくれずまっすぐお母さんのところへ駆けて行って泣き出し。

私は当然娘のそばに駆け寄り、蹴るのはダメでしょうと叱ったのだけど、またあたしだけ怒る!とぶんむくれて走って逃げだして泣きだしだのだった。

その後どうやら蹴られて吹っ飛んだイニャーキは、泣く前に
「明日学校でみんなにお前が意地悪だって言ってやる」と捨て台詞を残して行ったらしく、それも娘の中ではイニャーキも悪い、ポイントだということのようだった。(いや蹴り飛ばした方が完全に悪いと思う。。。)

たまたまそばにいた、別のおとなしい男の子(結構いじめられてる方の男の子)のお父さんが、イニャーキは結構乱暴な子だから、娘は悪くないから叱らないであげなさい、とか、いつもイニャーキに自分の子がいじめられてるお母さんからは、「あんなに大きいのに小さい女の子にふっとばされて恥ずかしかったのよ」なんか言って慰めてくれたんだけど。

いやいやいや、あのケリはどう見てもダメでしょう。。。。

しかもイニャーキのお母さんにもお父さん(若干マフィアっぽい強面)にもばっちりケリ飛ばした瞬間見られてるし。

不幸中の幸い?というのか、イニャーキとうちの娘はふだんは割と仲の良いほうで、彼がイスラデパスクアに行ったときにも、クラスでうちの娘だけに特別にモアイのミニチュアをくれたりとか、最近もなんか、娘とエバだけに何かをくれたんだけど、それを他の子が欲しいと言ったので娘が他の子にあげてしまったところ、イニャーキが怒りだした事件とかもあって、聞いてる限り、割と二人は仲良しっぽいと思っていたので、




イニャーキのお母さんも
「イニャーキはチーさんに憧れてるのよ、あたしは強い女の子大好きだからチーサン大好きなの」と、
嫌味なのか本気なのか、すごくフォローしてくれたので、もうすみません、すみませんと平謝りするしかなく。

それにしても全てを差っ引いても、どんなに言い訳してもあのケリはないと思う。。。

やっぱりシコロガ予約なのか。。。とほほ。。

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