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20 July

ミチェルバチェレ

ミチェルバチェレと言えば、チリでは知らない人はいない、日本で知る人はほとんどいない、小太りの眼鏡をかけたオバチャンで、チリの現大統領。

私のスペイン語理解力では、彼女がどういう人でどういう政策をとっているのか、ということは非常にざっくりとしか分からないけど、教育改革やなんとか改革を色々打ち出しているけれども、ばらまきだと野党から批判されたりしつつ、最近支持率を落としていて、まあでも2回目なので選ばれたときはそれなりに人気はあっただろう、オバチャン。


その彼女が、何故か最近我が家の5才児のお気に入り。

何かって言うと、ミチェルバチェレ。という変な人。

事の発端は、

「ママ知ってた?ミチェルバチェレは あたしの学校のそばに住んでるんだよ」と言う話から始まり、

その辺からバチェレに興味を持ったのかニュースで見るたびに、ミチェルバチェレが~というので、なんでそんなにミチェルバチェレが好きなのか?と聞いたら

「ミチェルバチェレというと皆(大人)が ”スゴーイ”というから」


とのこと。

この辺の計算をコズルさというか、子供らしいというか、それを素直に母親に言ってるあたり、まだ5才というか。とにかくチリで一番偉い人はミチェルバチェレなのだ、偉い人なのだ、と思ってるらしいと思っていた。


ところで実はこのミチェルバチェレについて、我が家には一つ秘密にしていることがあって


それは、彼女の学校の同級生に、実に最近バチェレの人気を急降下させた原因でもある噂の息子夫婦の息子、つまりバチェレの孫息子その人がいる、ということだった。
でもそれについては色々めんどくさいことになるので、娘には言わないことにしていた。

というのは、この夫婦は農地を不正に売買して巨額の金(5億円?)を手に入れたかどで、悪い意味で最近ニュースに出ない日はなかった夫婦で、
でも学校に息子のお迎えにはいつも夫婦のいずれかが来るので、顔見知りではあったし、もちろん娘はよくわかっていた。


なので、バチェレ息子夫婦がニュースに出るたびに、

「あー今Lのお父さんが出てたよ」とか既に必ず言われていて、それはもう既にかなりめんどくさかった。
これでさらに”何故”ニュースに出てるかを説明しなくてはならなくなったら、それはもう非常にめんどくさいし、何をどこまで答えていいのかよくわからない。


それでも、我が家ではほとんど娘に相変わらずテレビを見せていないけれども、でもニュースだけは親が見ているので、一緒に見ていいことになっていて
だから彼女はほぼ毎日、9時過ぎるとニュースを待ってテレビに貼りついている。
だからヘタをすると、私より彼女のほうがチリのニュースを理解していたりする。


なので、そのLがさらに彼女の敬愛するミチェルバチェレの孫だ、ということになると、これはまた絶対にややこしい質問攻めが来るに違いない。。


それに、おそらく彼女のクラスでも先生がそういうことに触れている風はなかったので、なんというか、そこは触らないでおこうということになっているのではないか、と勝手に想像して、こっちもあえてそこには触れないようにしていた。


そうしてこの間冬休みに、どこに行きたいか、と娘に聞いたところ、これまた
「モネダに行きたい」という回答が帰ってきたので、この冬休みにモネダに行ってみることにした。

(モネダというのは、モネダ宮殿のことでチリの大統領官邸がある、日本でいったら皇居とか国会議事堂みたいな感じの由緒ある建物。地下に博物館がある。この間コパアメリカが終わった後、サッカー選手がモネダに移動したので、何故モネダに行くのかと聞かれたので、そこにバチェレがいるからと教えたため、モネダに行ってみたいと思ったらしい。)


その話をたまたまチリ人ママ友としていた時に、彼女が
「モネダに行ってもバチェレには会えないと思うけど、孫はクラスにいるからねえ。。」とポロリ。

うわーーーなんてことを!!と私が慌てふためいたその時、

「知ってるよ。Lがバチェレの孫だよ」と娘。


ええええ!?知ってたの!!!??と また一人動揺する母。。。。


知らないと思って隠していると思っているのは母だけだったとは。
なんというか、あれほど毎日バチェレバチェレ言っていたのに、一言もそんなこと知ってるなんて言わなかったのはなぜなのか。いつから知ってたんだろうか。


5才児の考えていることはもはやよくわからないのだった。

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