21 May ペラペラの狭間 ここに来たのが、2011年の6月なので、そろそろ4年がたとうというころ。ところで、唐突に。ここにきて一つものすごく変化があることに気が付きまして。最近ここのローカル人に、「ここに来てどれくらい?」と聞かれて「4年になります」というと「ああ~、じゃあもう結構たつわね」と返され、「じゃあもうスペイン語話せるわよね」という 当然わかってるわよね、的な対応をされるようになったということなんですが。これ、3年目までは「じゃあ まだ大変でしょう~ スペイン語難しいもんねえ。」という感じで、相手も手加減していてくれていたみたいなのだけどどうも4年目になると、手加減がないというか。むしろスペイン語話せて当たり前でしょ、という暗黙のプレッシャーを感じるようになったのが、ここ最近のトレンド。 どうなんでしょうか、日本だったらそれは何年目なんだろうか。たとえば、どうなんでしょう、日本にきて1年目の人に日本語話せるということを期待しないと思うけど、じゃあ、5年経った外人に日本人はどれくらいの日本語を当たり前として期待するんだろうか。ちなみにこういうのって、大概自分が外国語話せない人に多くてそういう人に限って、海外に1年2年住めば誰でもペラペラになれるとかもしくは子供のうちなら誰でも苦もなくバイリンガルになれるとか思ってるらしいのだけど行ってみた人は、そういうことはないと知ってるので、こんなこと絶対言わない。なんか外国にいれば数年でペラペラ理論というのは、特に日本国内だけじゃなくて、ここでもそうなんだなとなんか急に気が付いて、世界各国のペラペラ期待され年数をグラフにしてみたいと思った今日この頃。バイリンガル頑張れ中の娘を持ってわかることは別に海外で育てたからってほっといて勝手にバイリンガルになるわけではないですよ。むしろ2倍頑張んないと、二つの言語で中途半端になっちゃう危険性が高いですよ。だって日本の小学校で何年読み書き教えてるんですか。読み書きできないと理解できない言葉やニュアンスっていっぱいあるんですよ。日本人のどれくらいがニュースや新聞見て意味本当に理解してますか。数年いたくらいでバイリンガルになんか、なるわけがない。ましてやトリリンガルなんかなおさら。子供はスポンジだからとか、簡単に言うけれども。中途半端なスポンジになるだけなわけですよ。そんなの。そりゃ音が聞こえるようになるとか、その程度は期待できるけれども。日本語と欧米語のバイリンガルとかトリリンガルになってる人は、本当にがんばったんだなと思いますよ。尊敬しますよ。その子にもだけど、その親御さんの努力に。そんなこんなの4年目ですよ。 [3回]PR