先週のことですが、チリ外務省輸出振興局(プロチレ)の主催するディナーと試飲会に参加してきました。
毎年恒例のヒルトン東京ですが、今年はビュッフェじゃなくて着席のセミフォーマルな雰囲気。
この招待ディナーでユヤイのワイン(
OCHO TIERRAS RESERVA PRIVADA CARMENERE )も振舞われました。
1日目のディナーでは赤の温度が高すぎて、本来の良さが出ていなかった気がして残念。
オチョ以外にベンティスキエロの赤も出たのですが、こちらも暖かくなりすぎてぼんやり緩んだワインに感じられ。
2日目の試飲会はセミナーの時間があったので、私が店長の代わりにセミナーに参加してきたのですが
全日本最優秀ソムリエになったこともある佐藤陽一さんが講師をしたセミナーで出されたワインは
温度もデカンタージュもきっちりされていて
セミナーに2本赤と白両方ともユヤイのワインが選定され使わたのですが、赤の
ENCIERRAは本当にこう言ってはなんですが、自分のところで売っているワインで、今まで何度も口にしているワインでしたが、全く別物というくらい美味しく感じました。(笑
これも少し気持ち低めの温度だったかと思うのですが、デカンタージュをしっかりしたせいなのか、きっちり開いていながらぼんやりせず、きゅっとしていて、酸もあって、なにより全体的にまとまっていました。
正直、いままで自分が感じていたエンシエラのイメージとはぜんぜん違うものでした。
セミナーの中で佐藤さんが
「例えばブルゴーニュは短距離走 ボトルをあけてどんどん印象が変わっていく。
それに比べてチリは変化に乏しいと思われがち。
でもチリはどっちかというとフルマラソンに近い。体力があるからなかなか変化しないけど、1日、3日と開けてからゆっくりと変わっていく。その変化を楽しむのが正しいしお客さんにそう提案するべき。」
とおっしゃられていたのが印象的でした。
今更ですがワインって本当に奥が深いです。