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28 March

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13 November

2歳7か月 dos anos siete meses

11月で、子供店長2歳7か月になりまして。
 
本当に著しく成長しているのですが、最近特に感情面での成長が顕著な気がします。
 
子と公園に行っていて、気が付いたことは、前だったらすぐになんのためらいもなく知らない子ともお友達になっていたのに
 
最近はちょっとためらいというか、人見知りというか、複雑な感情を見せるようになり
 
特にチリ人の親子(子供だけじゃなくて親同伴)の、子と同じくらいの大きさの子に対して、ものすごいライバル心を燃やしているらしいということに気が付きました。
 
前だったら、公園の遊具で遊んでいても、すぐに hola!と言って中に入って行けたのに
 
先日も公園でチリ人親子が仲良く親子で遊んでいたところ、
じーーーーーーーーーーーーーーーっと
まるでガン飛ばすがごとく、見つめていて、挨拶もなく
しばらく観察??していたと思ったら、ニヤリとしてあたしの方を向いて
 
YO SOY GRANDE! JUGAR SOLA!  (あたしのは大きいから一人で遊べる!)
 
と勝ち誇ったように言いまして。
 
親の手を借りて遊んでいる子のことを、自分より下だ、自分は一人で遊具に昇って遊べるんだ
あの子は親の手を借りないとあたしがやっていることができない
 
というアピールのようでありまして
 
その顔がなんとも意地悪な顔だったのでびっくりしました。笑
 
おそらく母親の勘ですが、同じくらいの年の子達との関係を見ていると、どうしても言語によるコミュニケーションはうちの子のほうが劣ってしまうので
 
それ以外の、運動だとか、運動だとか、運動だとか。。。汗
ご飯を食べるとか、人の世話をやくとか、ひとりでトイレができるとか
 
そういう言語外の活動において、ものすごく負けず嫌いが発動しているんじゃないかと思います。
 
家ではものすごい勢いで、意味不明のスペイン語を話したり
勝手にスペイン語の歌を歌うだけじゃなく、その替え歌を作って歌ったり
もう勘弁してくださいよ、というくらいスペイン語を話しているので
 
本人はかなり”話せている”つもり、みたいなのですが
 
実際社会にでると、今一つ通じてないこともあるのではないか、特に発音や、滑舌の部分でやっぱりチリ子とは違うので

彼女をよく知るハルディンのお友達や、ティアには理解されても、完全なチリ人にはわかってもらえないことがあるのではないかと
それが実は本人にとってはストレスなんじゃないかと
だから知らない人には話さず、じっとガンを飛ばしているのじゃないかと
 
 
そんなことを観察していて思う今日この頃です。
 
そういえば、まわりのバイリン環境で育っている子達も、割と寡黙な子っぽくなっている子が多く
 
本当に本人の性格が寡黙ならいいのですが
 
我が子のように、話したくて話したくて仕方がないのに通じない!という子は、話せないことが本人の性格形成に影響を与えてしまうということは十分に考えられます。
 
なので、最近私が少しスペイン語を話せるようになってきたこともあり、家の中では私もスペイン語と日本語両方で話してあげることにしました。

これについては、家で混ぜると余計に混乱するから、混ぜないほうがいい、混ぜるな危険!的なアドバイスをもらったり、
完全に家では日本語で話さないと日本語が話せなくなるとか、まあ色々な経験談を聞かされてきたんですけど
 
 
まあ、経験談というのはいつでも別の人の話なわけで
我が家は我が家の方針でやることにしています。

我が家はそんなわけで最近特に日本語を教える、とか日本の文化にたくさん触れさせるとか、ということも特にしておらず
彼女が生まれた時からしている読み聞かせくらいしか日課にしてません。
まあ、あとはポニョとか、トトロとかをたまーに、見せてあげたりしますが、それも日本語だったりスペイン語だったり、あまりこだわりはなく。最近はあんぱんまんすら見せてません。

それでも寝る前の読み聞かせの本は日本語でもかなり長くて内容もあるお話を理解するようになって
だいたい、寝る前に3冊くらい、彼女の選んだ本(日本語とスペイン語両方あるけど、彼女が選ぶ)を読むのが日課になっているのですが
 
このあいだも最近彼女のお気に入りの
 
「どうぞのいす」という本を読んであげていた時のこと。
 
このお話、”どうぞ”、というのがダブルミーニングになっていて、うさぎさんが どうぞこのいすに座ってください、という意味で、どうぞ、という立て看板を立てていたところ
 
そのあとにやってきたロバさんがちょっとお昼寝をしている間にその椅子に載せておいたどんぐりを
 
つぎに来たくまさんが食べてしまい、その代り自分の持っていたはちみつを置いて、、、というかんじで、
次々に動物たちがどうぞ、食べてください、という意味だと思って食べていく、というお話なのですが
 
そのどうぞの意味が彼女にわかっているのかな、と思って
 
「どうぞってスペイン語でなんていうのかなあ。どうぞってどういう意味かなあ。」と聞いてみたところ
 
「toma」
 
と言われまして。あーたしかにそうね、そうねえ。と。
 
ちょっと前までは名詞はわかっていたと思うのですが、今では動詞や抽象的な言葉もだいぶ理解していて、ほんとにこどもってすごいです。
 
最近は、本を読んでるマネをよくして、あたしに読み聞かせをしてくれるのですが
それが、日本語とスペイン語しっちゃかめっちゃかなんですが内容は大体あってて、笑えます。
 
それでもハルディン(幼稚園)のティア(保母さん)に、混ぜて話していないか聞いたところ
ハルディンでは100%スペイン語しか話してないというので
むしろ家で日本語を話すと言ったら、超驚かれたので
 
 
ちゃんと理解できる日本語が出てくるまでにはもう少しかかると思いますが
そんなわけで、まああんまり心配する必要もないかな、

もう少し日本語で遊べるお友達を増やしてあげたいなと思う母なのでありました。

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