06 December 難問 12月に入ると、師走というだけあって 皆さんお忙しいのでしょうか 早口のお電話でのお問い合わせを最近よくいただきます。(笑 で、お電話いただいて、一番多いご質問で、 実はこれが一番悩ましいのですけれども 「オススメのチリワインありますか?」 と聞かれます。 分かります。分かります。 あたしもお客様の立場だったら、絶対、分かりにくいHPなんか見てらんないから 電話して 一番オススメはどれですか?? って聞いちゃいますもん。 でもですねこれが 難問なんですよ。意外と。 だってね、もしあたしが携帯電話の販売員だったとして お客さまに どれがオススメ?って聞かれたらヒッジョーに難問です だって、ドコモが好きな人もいれば、AUが好きな人もいるし 料金プランだって、お友達がAUが多いのか、ソフトバンクが多いのか、によってどっちが安いかわからないし テレビみたい人もいれば、携帯で音楽聞くのを重視する人もいれば キーが打ちやすいか、を重視する人もいるし、はたまた、軽さなのか、美しさなのか、音の良さなのか 電波が入るとか入らないとか ね、 どれが一番オススメって難しい。 もしお客様が携帯使ったことない人だったら、そんな難しい携帯は使いこなせないから、通話機能の使いやすいののほうがオススメだし、ガジェット好きだったら、最先端のがいいでしょうし。・・・ ワインも全くおなじで どれがオススメ?って聞かれてしまうと、どういうワインがお好みなんでしょうか?と聞くしかないんです。 だって、100%好みなんですもん。。。。 もし好みのことを考えなければ、うちに置いているワインは全てオススメのチリワインということになっちゃいますもんね。(自社輸入のは特に。。。) HP上では店長のオススメ(=店長の好み)とか、私の好みとか書いてますけど それって200%私達の好みが基本なので それが イコール あなたも絶対美味しいと思いますよ、というのではないわけです。 だって、たくあんだって、漬物だって、味噌汁だって、人が美味しいと思うものが、自分も美味しいと思うかなんてことはわからない。 味覚というものは非常に曖昧であやふやなものなのです。 ワインに限っては、点数つけてみたりして評価するもんだから 美味しいとか、オススメが絶対値があるみたいにおもわれがちですが そんなものはないわけです。 お客様に本当に一番おすすめできる、っていうワインは、 100人いれば、100通りのワインがあって、しかも体調とか、あわせるものとか、季節とかシチュエーションとか もう色んな要素がありまして その中で どれがオススメですか? なんて聞かれると、まじめに悩んでしまって。 しばし固まっちゃうわけなんですが。 どれが一番売れてるの?とか そういう数値化できていることであれば、即答できるんですけどね。 そんなわけでオススメってほんっとに難しい言葉です。 オススメしたいのはヤマヤマなのですが むしろ私なんて逆にお客さまのオススメを教えて欲しいくらいです。 そういう意見を聞いて、なるほど~と思うこともよくあるからです。 自分以外の人の自由なワインの感じ方をもっと聞かせて欲しいくらいなのです。 お笑いでどこが面白いツボなのか、と 感じるのが自由なように ワインのどこを美味しいと感じるかは、あくまでも自由なのですから。 [0回]PR