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17 October

甘けりゃいいってもんじゃない

紅玉、知ってる方はもちろん知っている、男性は知らない人も多いかと思いますが、りんごの種類です。

私、若い頃は母親がおそらくふじファンだったのか、ふじとか、今考えるとゴールデンデリシャスみたいな種類のりんごばっかり買ってきていたこともあり、特にりんごは好きとも嫌いとも無いフルーツだったのですが、

最近になって、自分が一番好きなりんごは紅玉だ、という考えに至りました。

紅玉は主にアップルパイやら、りんごジャムにするのに愛されるりんごなのですが、とにかくその酸味が特徴的で、他のりんごはどうも甘くなるように改良されているような感じがするのですが
紅玉って、ずっと前から同じ味というか、野生味があるというか

大人になって紅玉の酸味が好きだと思うと、酸味がないりんごを食べると、なんだか物足りないように感じてしまうに至りまして。
最近では青りんごなんかも美味しいと思い始めました。

ちょうど1年で今ごろが紅玉のシーズンなので、先日も紅玉をむいて食べていると、店長が、ほーというので、何かと思いましたら、

「このりんごはチリと同じ味がする」なんて言ってまして。

確かに富士とかって日本人ぽい味なのかなあ、と思ってましたら、

今日ふと、某生協のカタログを見ていたら、紅玉についてのコラムがありまして。
その中で面白いことが書いてありました。

”紅玉の歴史は古く1871年にアメリカから導入され、当時りんごと言えば紅玉のことでした。しかしりんごはその後めまぐるしく品種改良され、甘みのある品種が好まれるようになると、紅玉はすっぱいりんごとして敬遠されるようになりました。
しかも紅玉は病気に弱く、実が小さくて生産量が少ないため、栽培が大変な品種で、生産者も敬遠し、今では30年まえに比べると3割以下になってしまいました”

紅玉が、他のりんごにない、”チリのりんごみたいな酸味”をいまだに保ち続けているという理由と、あんまり八百屋さんで見かけない理由がわかって納得したのです。

ところで、日本の改良は何故なんでも甘けりゃいいって方向に向かっているんでしょうかね。
そもそも最初に甘いのが売れたから、”甘い=良い”という図式になっているのかもしれないのですが、実はもうマーケットは飽きてたりしないんでしょうか。いまだに甘けりゃそんなに売れるんですかねえ。

りんごは酸があって美味しさが引き立つと思うのですが、、、、
でもりんご以上に納得できないのはトマトです。

あれもなんでも甘くなりすぎると、生食ではいいですけど、調理すると物足りない気がするのですけど。
甘すぎても、トマトの味わいがないと言う気がするのはあたしだけでしょうか。あたしの記憶によると、桃太郎という品種が出てきたあたりから、トマトはどんどん甘くなっていった気がします。
今ではフルーツトマトだとか、なんだとか、もうフルーツの域に達してるのまでいますしね。
その割に、酸味が強い品種とかって出てきませんね。なんででしょうかね。

納得できないグランプリ堂々1位はなんといってもトウモロコシです。
あれ昔とずいぶん味わい変わったと思うのですが。そう思いませんか?
あれもハニーなんとかっていう黄色い部分に白い実が入っているトウモロコシが出てきたあたりからどんどん糖度が上がっている気がするのですが、しかも最近では全身真っ白みたいなトウモロコシも出現しましたよね。


もはやコーンクリームスープなんか作った日には
甘すぎてなんのウマミもありゃしません。トウモロコシの味はどこへいったのかと。

昔おばあさん家で食べたトマトやトウモロコシは
もっとトマトらしい、トウモロコシらしい、味だった気がするのですが

甘くない品種はもうないんでしょうかねえ。

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