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Vendimia.cl 並びに wineof chileの記者会見の情報
”チリのワイナリーの95%をまとめるWinesofChile会長の ReneMerino氏曰く、今回の地震により、1億2500万リットルに達するワインの損失を試算済みであり、金額にして2億5千万ドル相当になるだろうとコメント。
しかし、これは10億リットル強と過剰供給気味だった2009年の生産量の12.5%にしか相当せず、また、ほとんどのワイナリーは災害保険に加入している為、最終的な影響は少ないであろうと示唆。
さらに、これから収穫が始まるが収穫に際しての受け皿の施設、タンクにも問題は無いと話した。
これも、今回の地震で被害があったのは、ワインが貯蓄されていたタンク、樽に集中しており、すでに収穫の準備に入っていたほとんどのワイナリーでは収穫用の空のタンクへの被害はほとんど無いことを確認しているためとのこと。
このことから、2010年収穫分の葡萄品質、ワイン価格などに対してもほとんど影響は無いだろうと説明した。”
Mercurio誌より
”チリでもっとも被害を受けたのはConcha Y Toro、CAP(製鉄)、Araucano(木材)とのこと。
コンチャイトロはチリ南部の7つの醸造施設での被害があり、修繕に最低1週間が必要であるとコメント。”
Vendimia誌より
”ConchyYToroグループは今回の地震被害状況を報告。ConchaYToroワイナリーの被害はPeumo、PencahueとLontueの醸造施設に集中。他の施設での被害は軽微とのこと。CytグループのEmilianaワイナリーでは、LasParmerasの醸造施設で280万リットルのワインの損失が発生。
タンク貯蔵ワインの損失以外にも、相当量のボトルの損失が発生したが、いずれにしても、昨年の過剰生産分での被害とみなしており、今後の生産、出庫プランには影響は無いと、グループ会社社長のEduardo
Guilisastiはコメントした。”
WinesOfChile
”世界ソムリエコンコールは予定通り4月10日~16日開催される旨、WinesOfChile
は声明を発表。”
FNNのニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20100304/20100304-00000934-fnn-int.html
被害の状況は小さくはないようですが、市場に与える影響については考えられていたより小さくて済みそうであるという発表が出ています。
多くのワイナリー(特に大手)が既に、修繕、直近のハーベストに向けての対策に動き出しているということですので、当初考えられていたよりも多くの葡萄が救われそうです。
(ワインズオブチリがソムリエコンクールを4月に開催するというコメントを出しているのも、業界の今回の地震に負けないという強い意志の表れだと思います。)
ユヤイ輸入ワイナリーの被害につきまして
マウレの近辺のワイナリー、Gillmore、Erasmo以外のワイナリーとは連絡も取れ、少々のワインの損失などが確認されているものの、その他の地域のワイナリーはすでに通常通り生産、営業を始めています。
そのため、ユヤイ直輸入ワインにつきましては、多少次回輸入のスケジュールがずれることは予想されますが、大きな影響はないものと考えております。
Gillmore、Erasmoにつきましては、全メンバーの無事は確認されていますが、そのほかの状況についてはまだ調査中です。
改めて状況をお伝えします。