25 May confianza 信頼 衝撃的なことがありました。。。。 昨日来てもらっているナナさんのジャネットさんから電話がありまして、急に彼女の旦那さん(大工さん)の仕事の都合で 今月末からテムコに行くことになった、6か月以上帰ってこないと知らされました。涙 ヨヨヨ。。。。しくしくしく。。。 ジャネットさんは、私が最初に泊まっていたアパートホテルでムカマ(お部屋掃除の人)として働いていたおばさんで パッと見 人見知りがあるのか怖い顔なんだけど、だんだん慣れてくると非常にフレンドリーで 私だけじゃなく、私の母親も、子供店長も大好きになっちゃって でも仕事中は全くおしゃべりもしないし、細かい気遣いができるし、アイロン大好きだし、ついでに金庫もないようなアパートホテルで10年以上一人で全部のお部屋を切り盛りしていたという前雇い主の100%の信頼を得ているという チリの労働者の水準を考えると、信じられないくらい信頼できるおばさんで ともかく、こっちに来たときに 「信用できる 働き者のナナを見つけるのは本当に難しい。良いナナ探しはチリ人ママの間でも一番の課題」と チリ人のカロリナにくぎを刺されていたこともあり なので、アパートホテルを出る時に、ホテルを出るのは嬉しいけど、ジャネットさんと別れるのは辛すぎる、と思ったので、うちでナナさんをやってくれませんか?とお願いして来て貰ったナナさんで なので、他のうちのナナさんとは事情が違うのかもしれないのですが ともかく、彼女は私にとってチリ生活の師匠であって、単なるナナさんではなかったのです。ううう。 そんな彼女と話していてとにかくいつも出てくる言葉が Confianza 信頼 という言葉で。 チリでナナさんを必要としている人は多いですが、この信頼できる人を探すというのはとても難しいことでして 例えば、小さなものを盗まれたり、もっと大きなものを盗まれたり、仕事をしないで時間つぶされたり、もっと大がかりにだまされたり、というようなことをよく耳にします。 チリみたいに信頼ができない人が多い場所では、信頼できる、というのは仕事ができるより、実は大切なことなのです。 例えば、うちは私が出かける時はジャネットさんに仕事しておいてもらって、終わったら帰ってもらう、というようにしていたのですが これ、ものすごく 危ない、と忠告を受けました。 仕事してもらっている時に家にいた方がいい、ということです。 帰りにカバンの中身をチェックする雇い主もいるそうです。 でも、他に色々したいことがあるから、お手伝いしてもらっているわけで それをずーっと見ていなくちゃ行けなかったら、かえってめんどくさいわけで なので、少しぐらい仕事が雑でも信用できる、ってことはとてつもなく大事なことなのです。 ジャネットさんをそんなに信用して大丈夫か、というのは私の問題ですが ジャネットさんに、こういう仕事があるから、誰か紹介して、というと 電気屋さんでも 運送屋さんでも彼女にとって信用できる人しか紹介してきませんでした。 ジャネットさんにとって、信用できる人というのはつまり、彼女の通っている教会のお友達です。 彼女はカトリック、ではなくて、エヴァンヘリカというプロテスタントの福音派という、カトリックよりもさらに厳しいキリスト教徒で、彼女の話によると、カトリコ(カトリック)はほとんど教会に行かない、いってもバイブルを読まないそうなのですが エヴァンヘリカは週4日も教会に行って、一日2時間バイブルを勉強するんだそうです。 ジャネットさんは昔はカトリコだったのですが、娘さんが生まれた時に障害があって、エヴァンヘリカの教会に通ったところ、その障害がなくなったので、もう一生エヴァンヘリカだ、というようなことを言ってました。 それからはタバコもお酒もやらなくなったそうです。 そういう事もあり、ともかく彼女の生活は教会、家族、仕事しかありませんでした。 そのジャネットさんが、急に来れなくなるので、信用できる別の人を紹介する、明日連れて行くから と 突然昨日言われました。 どんな人が来るんだろう、、、と正直心配だったのですが、もう選択肢もないし、ジャネットさんが信用できるっていうんだから、、、 といっても、知らない人だし、、、 と今日会うまでドキドキしてたのですが ジャネットさんが連れてきたのは、ジャネットさんは電話で40歳くらいと言っていたのに 聞いてみたら62歳でした。(しかもジャネットさんより上!) セシリアさんというおばさんで、ジャネットさんのお姉さんみたいな人でした。 聞いてみたら、セシリアさんは、ジャネットさんの通っているエヴァンヘリカの教会の守衛さんをやっている旦那さんと 教会の中の住宅に住んでいるんだそうです。 もちろん敬虔なエヴァンヘリカで、ジャネットさんとも15年来の付き合い。 たしかにこれ以上のConfianzaは望むべくもないですね。 ありがとうジャネットさん。涙 [2回]PR