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25 November

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26 October

あす楽 に思う

楽天が ”日用品、松坂牛も翌日届く「あす楽」”という翌日配送サービスを拡充するらしいです。


あす楽

ユヤイ立ち上げ当初、楽天で店舗を持とうと思っていたこともあったので

あーやっぱり楽天にしなくて良かった、と心から思った今朝のフナヨでした。
うちは、特に繁忙期だとか土日に注文いただいたとかでなければ、
だいたい注文して いただいた翌日発送の、翌々日くらいにはお届けを心がけるようにしています。
(地域によってはさらに中1日かかる地域もあります。)

実際お電話で翌日配送を依頼されたような場合には、うちでも可能な限り対応していますが、それをサービスにして付加価値にするというのはかなりハードルが高いと思います。


翌日配送についてのいくつかのハードルについて考えてみました


もちろん一番大きなのは物流の、たとえばうちの場合、佐川さんが最終何時にピックアップしてくれれば翌日着になるか、という取り決めと、それから倉庫で保有する在庫の量とそこで働く人の数です。

あす楽では12時までに注文を入れれば、当日配送してくれるそうです。

うちも12時までの通常便による発送のみ、だったらなんとか対応できるかもしれませんが、クールは13時までに佐川さんにお渡ししないと配送センター行きのトラックに載せてもらえないので、翌日配送はほぼ不可能です。うちのような小さい店では、1件や2件ならいざしらず、それが数十件になったら時間内に発送準備できないからです。


翌日配送には翌日配送に対応できるスタッフが十分確保できていて、物流の部分で集荷の時間を遅くしてもらえるくらいの物量のある大手のお店じゃないと、厳しいかと思うのです。


それと、もうひとつ
楽天のお店は自分で在庫を持っていないような商品を紹介して回しているお店もかなりありますが、
そういうところは無理ということになります。
(そもそもそういうお店が多すぎるというのも、、、問題だと思うんですけどね。)
売り手は無在庫で商売できるから、ネット商売は楽だと思うのかもしれませんが、買う側としては、いつになったら届くのかわからないような店は不便だと思われても仕方ありません。


楽天の店舗で実店舗を構えていて、在庫が一緒になっているような場合、在庫を確認する時間がかかったりするようなところも、翌日配送は難しいでしょう。翌日だと思ってたら、在庫が実店舗で売れてなかったらしゃれになりません。
自社倉庫が別の場所にあって、そこから移動してくるものも中1日かかるので無理ですね。


そんなわけ在庫を豊富にもって、それを配送するスタッフがいる大手の店が、ものすごい勢いで回転させながら安売りをするマーケット

が楽天の目指す姿なのかなと思いました。
薄利多売でぎりぎりの運営をしているところも多いと聞きます。
楽天をやめたいという声も結構よく聞きます。

だから、と言っては短絡にすぎるかもしれませんが、
楽天でナンバー1ショップになったショップが急に破綻したり、倒産したり破産したりするのかもしれません。
普通に考えたら、なんでそんなに売れているのに破産するのか、理解に苦しみますが


でも特に、こと食品に関しては、そういう早くて安ければいいっていうのは、今時代に逆行しているような気がするんですけどね。

とりあえず今の楽天のやり方だと、小さい商店は楽天に出店する意味はほとんどありません。




以前、一年以上前になりますが、
ある、楽天でナンバー1に何度も輝いているショップのウェブのページを作っている担当者の方と
ショップ作りについて話をする機会がありまして


商材はワインも含めて色々扱っているんですけどね、そこは。
儲かってるんですよ。年商何億って言う会社ですよ。


そのとき、その担当者に売り上げを上げるコツ?を聞いたところ


ドバーンと写真で

オイシー

ぎゃー

この機会を逃すといつになるかわかりません

売れてます!!


というかんじで

「商品についての詳細よりも、勢いのあるページで売るほうが早いんですよ。勢いが一番大事です。
テキストで書いても読みませんから」


って言われたことを思い出します。

売れるかもしれないし、ある意味正しいのかもしれないけど、
あたしはそれは同意できないし、やりたくないな、と思いました。

もちろんユヤイでも写真はなるべくたくさん使いたいなとは思いますけど、でもそれは勢いのためじゃなくて、
生産者の顔を見せることでよりチリのワインについて親しみを感じて欲しいと考えているからで、

勢いで押せばどうにかなるほど、お客様は馬鹿じゃないぞと思ったのです。
食品なのに、その馬鹿にした感じが、とても違和感があったのです。


もしかしたら、そうすれば売れるのかもしれないけど?


でもそれはあたし達がやりたいことと、違うのです。

ユヤイがネットという媒体を選んだのは、それが一番生産者のことを紹介することができるツールだと考えたからなわけで。(そしてそれがまだ十分できていないところがイマイチなところですが)



いずれにしても
楽天にはユヤイみたいな小さな個人商店はおよびじゃないってことがより鮮明に思えた
ニュースでした。(笑


そうなってくるとやはり、個人商店は大手は絶対持たないような、独自の品揃えで一つ一つ丁寧に紹介していきながら、お客様との信頼関係をつくっていく それしかないんじゃないでしょうかねえ。


それにしても こんなだからますます儲からんのですね。 (-ω-;)

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